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【自宅で挑戦ふるさとの味】北海道「オハウ」 アイヌの具だくさん汁物

北海道味の素が現代風にアレンジしたアイヌ料理「鮭のオハウ」(北海道味の素提供)
北海道味の素が現代風にアレンジしたアイヌ料理「鮭のオハウ」(北海道味の素提供)

 北海道の郷土料理といえば「ジンギスカン」や「石狩鍋」だが、最近注目を集めているのは狩猟・漁労民族アイヌの主食ともいえる伝統料理「オハウ」。エゾシカ、ヒグマといった獣肉や魚と行者ニンニクなどの野草を煮込み、塩と獣脂や魚油で味を調える。具だくさんの汁物だ。

 日露戦争後の北海道を舞台にした人気漫画「ゴールデンカムイ」で、ヒロインのアイヌの少女が料理をする場面が描かれ、ファンの間で知名度がアップした。漫画では、具に獲物のリスやウサギ、カワウソなど多様な獣肉が用いられる。

 ただ、獣肉や獣脂、野草は入手困難。そこで、北海道味の素(札幌市)が自社製品「ほんだし」を使って現代風にアレンジしたレシピ「かんたんオハウ」を開発した。家庭で手軽に楽しんでもらうことで、近く予定されている国立アイヌ文化施設「ウポポイ」(北海道白老(しらおい)町)の開業を盛り上げる狙いがある。

 開発されたオハウのレシピはサケ、ホッケ、シシャモ、クジラ、牛、豚、鹿、鶏の8種。うち6種が同社のホームページで公開されている。中でもサケはアイヌの人々が神の魚と呼んだ特別な食材。同社のレシピでは、保存がきき年間を通して入手しやすい塩ザケを使う。

 開発には、ウポポイを運営するアイヌ民族文化財団の協力を得た。同財団の野本正博・文化振興部長は「オハウは基本的に塩のスープで、油で調整する。その土地ごとに使う素材が違うのでバリエーション豊か」と解説する。

 白老町は漁業が盛んで、冬はタラ、春はマス-と旬の魚が使われたという。野本さんは「生活に取り入れてもらうことでアイヌ文化が普及する。それには簡単に作れることが大事だ。世界に通じる食文化を広めたい」と話している。(寺田理恵)

 家にいざるを得ない毎日が続く中、せめて観光気分が味わえるよう、各地のグルメをレシピつきで4月29日から5月10日まで毎日1品ずつ紹介します。ぜひ挑戦してみてください。

材料(4人分)

塩ザケ2切れ

ジャガイモ2個

ダイコン8センチ

ニンジン1/2本

長ネギ1/3本

A水3カップ

A顆(か)粒(りゅう)だし小さじ2

サラダ油小さじ2

切り昆布(お好みで)少々

サラダ油(お好みで)少々

作り方

〔1〕サケ、ジャガイモはひと口大に切る。ダイコンとニンジンは乱切り、長ネギは斜め薄切りにする。

〔2〕鍋に油を熱し、〔1〕のサケを焼き、サケの色が変わったら〔1〕のジャガイモ、ダイコン、ニンジン、Aを加え、野菜がやわらかくなるまで煮る。

〔3〕器に盛り、〔1〕のネギをのせ、好みで切り昆布を散らし、サラダ油を回しかける。

※サケの塩分が強い場合は、水につけて塩抜きをして加減する。

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