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【皇室ウイークリー】(637)両陛下「国民が一丸となって」 新型コロナで進講受けられる

政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の尾身茂副座長からの進講に臨まれる天皇、皇后両陛下=10日午後、赤坂御所(宮内庁提供)
政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の尾身茂副座長からの進講に臨まれる天皇、皇后両陛下=10日午後、赤坂御所(宮内庁提供)
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 天皇、皇后両陛下は10日、お住まいの赤坂御所に政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の尾身茂副座長を招き、約1時間半にわたり国内外の感染状況などについて説明を受けられた。当初は6日に予定されていたが、緊急事態宣言の発令に際し、延期されていた。

 進講は赤坂御所の檜の間で行われ、両陛下ともマスクを着けて臨まれた。天皇陛下は冒頭、医療関係者らの努力に感謝を示した上で、新型コロナウイルスが世界各地で猛威をふるっていることや、国内でも東京などを中心に感染拡大が進み、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)し始めていることなどをご憂慮。「感染症の拡大は、人類にとって大きな試練」とし「私たち皆がなお一層心を一つにして力を合わせながら、この感染症を抑え込み、現在の難しい状況を乗り越えていくことを心から願っています」と述べられた。

 尾身氏によると、両陛下はメモを取りながら、どうすればオーバーシュート(爆発的な患者急増)を回避し、医療崩壊を防げるかなどについて積極的に質問し、「一人一人の自覚が必要なんですね」「国民が一丸となって乗り越えなければならないですね」などと話されていたという。

 両陛下は15日にも、赤坂御所で厚生労働省の鈴木康裕医務技監から進講を受けられた。側近によると、進講では感染の最新状況のほか、ワクチンと治療薬の研究・開発、海外との連携の現状などについて話を聞かれたという。

 感染拡大をめぐっては、秋篠宮さまも総裁を務める済生会の関係者から話を聞くなど状況を気にかけ、「立皇嗣(りっこうし)の礼」の関連行事として今月下旬から予定されていた伊勢神宮(三重県伊勢市)などへの参拝について、奉迎者の安全を考慮して延期を決められていた。側近によると、ご夫妻は感染拡大が厳しさを増す状況の中で、人々の生活を支えたり、健康を守るための仕事に従事している人たちの苦労を思い、健康を気遣われているという。

 政府は14日の持ち回り閣議で、緊急事態宣言の発令などを受け、19日に行われる予定だった立皇嗣の礼の中心儀式を延期することを決定。宮内庁も関連行事をすべて延期すると発表した。

 陛下は14日、皇居内の生物学研究所脇にある苗代にうるち米のニホンマサリと、もち米のマンゲツモチの種もみをまかれた。稲作を伝承する皇室の恒例行事で、陛下が上皇さまから引き継がれた。陛下が種もみまきをされるのは、昨年5月の即位後初の機会となった。

 陛下はこの日、ジャンパーに運動靴姿で苗代の前にしゃがみ、30センチ四方の計4区画に約720粒をお手まき。小さなかごに入った種もみを手に取っては苗代に均等になるよう、丁寧にまかれていた。育った苗は陛下が5月中旬~下旬ごろに田植えをし、秋に稲刈りをされる見通し。収穫された米は、11月の新嘗祭(にいなめさい)などの宮中祭祀(さいし)にも使われる。

 【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

 また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している扶桑社の季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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