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ヤギのため移住した25歳「鳥取のハイジ」

 午前6時ごろ起床。朝と夕方にエサと水を与えるほか、小屋の清掃も小まめに行う。スキンシップを兼ねてブラッシングしたり、爪を切ったりもする。

 大変なのは、ヤギのエサの確保。1日30~40キロが必要で、当初は耕作放棄地の草を与えていたが、足りなくなり、専門店から乾牧草を購入している。 

 現在は、自宅に整備した加工場でヤギの乳やヤギ肉の販売を準備している。ヤギ乳は人の母乳に近いといわれ、試飲した人からは「懐かしい味がする」と評判だという。

竹川奈緒さん=鳥取県伯耆町
竹川奈緒さん=鳥取県伯耆町
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地域住民と交流

 移住した伯耆町添谷は高齢化率が50%を超え、小学校の分校も廃校した。危機感を抱いた集落は「添谷を元気にしょう会」を立ち上げ、地域おこしに取り組む。

 「集落の人たちが温かく受け入れてくれた」と竹川さん。集落の祭りや草刈りにも参加し、住民と交流を深めてきた。

 竹川さんはヤギの飼育相談やヤギの命名などのイベントを2カ月に1回、開催。牧場には、親しくなった小学生らが訪れ、ヤギと触れ合っている。

 添谷を元気にしょう会の本庄純一会長(62)は「若い人の発想が地域の刺激になっている」と感謝する。

 4月18、19の両日に旧分校でヤギとふれあうイベント「GOATフェスティバル」を計画していたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となった。竹川さんは「残念だが、終息したらもう一度企画したい」と誓う。

 「将来的にはキッチンカーでヤギ乳やヤギ肉のカレーを販売したい。ヤギの魅力を伝え、地域おこしに役立つことができれば」と話している。

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