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【ラグビー通信】中止の理由はコロナでなく薬物 日本協会が失ったもの

TL第1節の東芝-サントリー戦には2万1千人超の観客が集まった。今季のリーグは不成立になった=1月12日、秩父宮ラグビー場(蔵賢斗撮影)
TL第1節の東芝-サントリー戦には2万1千人超の観客が集まった。今季のリーグは不成立になった=1月12日、秩父宮ラグビー場(蔵賢斗撮影)

 日本選手権やトップリーグ(TL)の第7節以降が中止になった日本ラグビー界。昨年のワールドカップ(W杯)での日本代表の活躍により、TLにはラグビーを直に観戦しようと多くのファンが足を運んでいた矢先だった。

 今季のTLは全15節の予定で1月に開幕した。第6節を終えた時点で観客動員数は約42万人に達する盛況ぶりで、2015~16年シーズンに記録した過去最高の49万1715人の総入場者数の更新は確実と期待されていた。

 そんな中での中止決定は、関係者にとってファン層の拡大や収益面で痛手となったに違いないが、それに加え、大きな禍根を残したのが、一部試合の中止理由だ。

 日本協会は2月28日、新型コロナウイルスの感染拡大を理由に第7、8節の16試合の延期を決めたが、3月9日に第9、10節など計24試合の中止を発表した際には、その理由を「コンプライアンス教育の徹底を図るため」としたのだ。

 背景には、昨年6月に麻薬取締法違反の容疑でトヨタ自動車の2選手、今年3月には同容疑で日野の選手が逮捕されたことがある。

 だが、個人の犯罪の責任をリーグ全体に負わせる姿勢に、関係者から反発の声が上がった。日本ラグビー選手会は3月16日付で声明を発表。「薬物使用はいかなる理由であっても決して許されるべきではない」としたうえで「違法行為に無関係なその他の選手については通常通りのプレー機会が与えられるべきだ」と訴えた。

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