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「まるで新型コロナの予言」 米パニック映画「コンテイジョン」 専門家は「冷静に対応を」

 映画では、感染症の専門家へのインタビューに基づいて作られたというだけあって、接触感染源となるドアノブや乗り物の手すりのアップのシーンや、「手で顔を触らないで」というセリフがあり、実用的な感染拡大防止策も描いている。

パニック回避を 

 「パニックはウイルスより深刻だ。暴動の引き金になる」

 映画の中で、米疾病予防管理センター(CDC)の医師がこうつぶやく場面がある。

 ブロガーを演じたジュード・ロウは映画公開時、産経新聞の取材に「この作品で一番怖いのは病気じゃない。人間だよ」と答えている。

 斎藤教授も「災害級の感染症は恐怖心でデマに惑わされやすくなる」と警鐘を鳴らす。「パニックは国民の政府への不信感が引き超すことが多い。政府のリスク・コミュニケーションが大事だ」と唱える。

 リスク・コミュニケーションとは、「ここまでは政府でサポートする」というサポート情報と「ここは危険」というリスク情報の両方を公表することをいい、これにより国民は政府を信頼し落ち着いて行動するようになるという。斎藤教授は「他国に比べ日本は比較的冷静だ」とみている。

 安全・安心研究センター代表で東京女子大の広瀬弘忠名誉教授(災害・リスク心理学)は「映画のようにはならないので『パニック神話』と呼ぶ。これまでの研究では、実際にはなだらかに状況が推移し、対処する時間ができる。映画にはパニックにならないようにという警鐘の意味はある」と解説する。同時に「あまり人々を脅し過ぎると、現実化してしまう『脅しの自己実現性』もあるので気を付けてほしい」と注意を促した。

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