PR

ニュース プレミアム

【マッキーの動物園日記】奇跡のニワトリ、まさひろを覚えていますか 

 大阪市立天王寺動物園で「奇跡のニワトリ」と呼ばれ、人気を博した「まさひろ」を覚えていますか。園内で散歩をしているところに会えたら幸せになると噂され、映画の宣伝に呼ばれて俳優の松坂桃李さんや菅田将暉さんと舞台で共演したこともありました。

その他の写真を見る(1/2枚)

 5歳になったまさひろは今も元気です。時折、飼育員の後ろをついて回って散歩に出かけることもあるとか。幸運を呼び込むニワトリとして今も人気です。

 「動物園マニア」の目線で動物園経営を進めている牧慎一郎園長がなぜまさひろが奇跡のニワトリと呼ばれるようになったのか、その人気の秘密について綴っています。牧園長が平成27年4月から産経新聞で掲載してきた動物園日記から選りすぐりをお届けします。

 当園のゾウ担当班は、実は「鳥の楽園」も担当しているので、鳥の飼育にも長けています。ゾウ班のマスコットとして、バックヤードで飼育されているニワトリ、これが「まさひろ」です。

 もともとは、肉食動物の餌用のヒヨコ。生まれたばかりの子ガモをヒヨコと一緒にしておくと、まねをして餌を食べるようになるということで、ヒヨコ時代のまさひろは子ガモの教育係に任命され、命拾いしました。

 その後、鳥の楽園に出没するイタチを捕まえるためのおとり餌にされたこともありましたが、そのときは、イタチが現れずまたも命拾い。こういったいくつかの偶然が重なって生き残って大きく成長し、飼育員2名の名前から取って「まさひろ」と名付けられました。

 雄のニワトリにしてはよく慣れているため、お客さまに鳥のことをより知っていただくべく、ゾウ班の作業の合間などにときどき園内に出してはお客さまに触れ合っていただいていました。

 ニワトリといえば、誰もが知っているありふれた動物ですが、小学校などで飼育されることも少なくなってきたと聞きますし、都市部では生きたニワトリを見る機会はめったにありません。ですので、当園でお子さまが生きたニワトリを目の当たりにすると、目を丸くして興味津々。ありふれた動物でもお客さまにこんなに喜んでいただけるなんて。

 「奇跡のニワトリ」などと大げさなキャッチフレーズがついて、テレビなどにも取り上げられるように。まさひろに会えたら幸せになれるという噂まであり、ニワトリの“出待ち”のお客さまがいるときもあります。

 また、最近は第2のニワトリ「よしと」も時々園内に出没しています。ニワトリたちは基本的に“隠れキャラ”ですので、常時見られるわけではありませんが、ぜひともお見知りおきを。

 (天王寺動物園長兼改革担当部長 牧慎一郎、平成28年9月掲載)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ