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130年の職人技が消える 目で見る天候観測に終止符

 こうした中、同気象台では、防災に向けた情報収集と判断が重要な業務になってくるとしている。

 一昨年夏に発生した西日本豪雨では、同気象台の職員は県に対し、いち早く「今回は特別警報が出ると思います」と連絡、警戒態勢をうながしたという。「注意報や警報を出す、出さないの判断は、最終的には人間が行うこと。機械は百パーセントの答えは出してはくれない」と楠田さん。

 警報の啓発業務も比重を増す。

観測データを閲覧できる岡山地方気象台内部の端末=2月5日、岡山市北区
観測データを閲覧できる岡山地方気象台内部の端末=2月5日、岡山市北区
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 雨の警報は以前は雨量だけで判断していたが、指数化が進んでいる。土壌にたまる雨量による「土壌雨量指数」▽河川に入り込んで下流に流れる雨量による「流域雨量指数」▽地表にたまった雨量を指数化した「表面雨量指数」-といったものだ。

 精度は高くなるが、指数化による分かりにくさも指摘されている。楠田さんは「一般の方々にピンとこない、という課題も出てきた。われわれが理解を深め、啓発していくことが大切」と話している。

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