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【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈757〉新型肺炎、「最大の犠牲者は貧困層」

中国・武漢から羽田空港に到着したチャーター機第4便から降りる人たち=7日午前、東京・羽田空港(鴨川一也撮影)
中国・武漢から羽田空港に到着したチャーター機第4便から降りる人たち=7日午前、東京・羽田空港(鴨川一也撮影)

 テレビのニュースショーなどが連日、長時間にわたって報じ、しかも情報が限られているから週刊誌としても、やりにくいのはわかる。

 コロナウイルスによる新型肺炎問題、各誌、取り上げているが、これといった記事はない。『週刊文春』『週刊新潮』(ともに2月13日号)なども書きあぐねている感じ。さすがの『文春』も「小誌記者が震源地武漢に潜入!」とはいかないようだ。

 唯一、注目したのは先週号になるが、『ニューズウィーク日本版』(2・4)の「新型肺炎の最大の犠牲者は貧困層だ」というリポート。

 〈ウイルスに感染した貧困層は、病院に行く可能性がかなり低い〉〈質の高い医療へのアクセスはないに等しい〉

 しかも、社会保障は戸口(戸籍管理制度)と結び付けられているから、〈地方の住民が、優秀な医師のいる都市部の病院で公的保険を使って受診することはできない。戸口のある土地から遠く離れた所で働く出稼ぎ労働者は、保険を全く利用できない〉。

 それだけではない。

 〈惨事はしばしばエリート層をパニックに陥れ、貧困層やよそ者を孤立させる。76年の唐山大地震の後には、農村部から都市部に避難してきた人々を、都市部の民兵組織が略奪者として殴り殺したり、射殺したりした。武装した検疫官や町に閉じ込められた市民の間に不安が広がれば、こうした危険な衝突が起きかねない〉

 そんな事態が起こらぬことを願うばかりだ。

 『文春』のトップは「安倍首相補佐官和泉洋人 美人官僚と税金でスイートルーム外遊」。

 12月19日号で報じた「京都不倫出張」の第2弾。2018年のインド出張時にも同行〈宿泊先はコネクティングルーム〉〈双方の部屋を行き来でき〉〈明らかに上司と部下のそれを逸脱している〉というのだが。

 くだんの女性官僚、『文春』記者の追撃に、〈「だから何?」「失礼ですよ! くだらない質問しないでもらえます?」〉。

 まさに鎧袖(がいしゅう)一触。  (月刊『Hanada』編集長)

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