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【日本語メモ】情報の機密性を担保する 

 今シーズンは「暖冬」といわれていますが、日本酒の仕込みに影響はないのでしょうか。冬の時期に仕込む寒造りにおいては、しぼりたての新酒ができあがる頃です。「しぼる」には2つの漢字が充てられます。

(1)日本酒の絞り作業が行われた。

 「しぼる」は、一般用語では「絞る」を使います。「ねじって水分をとる」「範囲を限定する」という意味です。用例として「タオルを絞る」「声を振り絞る」「絞り染め」があります。一方、「搾る」は「締め付けて液体を取る」「無理に出させる」こと。主に製造関係で使われます。産経のハンドブックでは、牛乳やレモンなどはこちらの「搾る」が正解。「厳しく叱ってとっちめる」(広辞苑)という意味での「油をしぼる」は「絞る」となっています。

(正解例)日本酒の搾り作業が行われた。

(2)このデータは気密性が高い。

 「気密」は「気体に対して密閉されていること」(広辞苑)。「気密性の高い服」などの用例があります。「機密」は「国家・軍事・組織などの重要な秘密」。この例文は、情報の重要性を表しているので「機密性」が正しいのです。同音異義語は使い分けの判別が難しいもののほかに、誤変換で全く違う意味の言葉が紛れ込んでしまうため注意が必要です。

(正解例)このデータは機密性が高い。

(3)生徒たちは飛び上がって喜んだ。

 「飛ぶ」は「飛行」「飛躍」の意味。「飛行機が飛び上がる」というように使います。「跳ぶ」は「跳躍」。英語で当てはめたときに「fly」なのか「jump」なのかと考えると、どちらの漢字を使うのかイメージできるかもしれません。例文は、跳ねて喜ぶ様子なので「跳び上がる」を採用しました。ちなみに「跳」は「とぶ」とも「はねる」とも読むので、「とびはねる」のときには「跳びはねる」としています。

(正解例)生徒たちは跳び上がって喜んだ。

(4)子供がようやく手放れした。

 「手離れ」は「幼児が成長して親の手が必要でなくなること」あるいは「物が出来あがって、手を加える必要がないようにすること」(広辞苑)。「手放す」は「持っているものを自分の手許から放す」(同)の意。子供に手がかからなくなる状態は「手離れ」が正解となります。

(正解例)子供がようやく手離れした。

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