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【痛みを知る】「痛む足動く趾症候群」 足指がくねって動く 森本昌宏

 「むずむず足症候群」(restless legs syndrome)と呼ばれる疾患でも不随意運動を生じる。この場合には通常、両足(手にみられることもある)に起こり、「虫が這(は)うような、ムズムズとした」不快感のためにじっとしていられずに足を動かしてしまう。日中の活動時には目立たないが、夕方~夜間に強くなる。痛みを伴うことは稀(まれ)である。

 治療には、抗てんかん薬のクロナゼパム(リボトリール、ランドセン)、ガバペンチン(ガバペン)、筋弛緩(しかん)薬のバクロフェン(リオレサール)などの処方が行われている。

 私も、本症候群と考えられる患者さんの治療を経験したことがあるが、さまざまな検査でもまったく異常はなかった。腰部硬膜外ブロックや腰部交感神経節ブロックでは一時的な効果を示すのみであったが、脊髄刺激療法により痛みと不随意運動は軽快した。

     ◇

 【プロフィル】森本昌宏(もりもと・まさひろ) 大阪なんばクリニック本部長。平成元年、大阪医科大学大学院修了。同大講師などを経て、22年から近畿大学医学部麻酔科教授。31年4月から現職。医学博士。日本ペインクリニック学会名誉会員。

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