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この冬飲みたい!ミカン味のクラフトビール

東浦ミカンの果汁を生かしたクラフトビール「914」=福井県敦賀市
東浦ミカンの果汁を生かしたクラフトビール「914」=福井県敦賀市
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 「914」の数字に、印象的なミカンの絵が描かれたラベル。福井県敦賀市で誕生したクラフトビールだ。第2次ブームが訪れているとされるクラフトビール。914は地元で収穫されたミカン果汁を使用し、黒ビールにも展開を広げている。柑橘(かんきつ)のさわやかな香りが特徴で、冬につきものの鍋物にも合いそうだ。

数字の秘密は…

 「914」を開発したのは福井県敦賀市の酒販店「ケセラセラーみやもと」の宮本佳奈さん(56)。同店は母の春子さん(83)が代表を務める創業100年以上の老舗。約10年前にワインや地酒の品ぞろえを充実させる店舗改装を行った後、オリジナル商品を模索していた。

 「ビールに柑橘類の香りが合うので、いつか挑戦したかった」と宮本さん。同市の東浦地区は温州ミカンの北限栽培地の一つといわれ、適度な酸味を持った「東浦ミカン」として知られていた。ビールにはオレンジピールを使うものもあり、ビールに東浦ミカンを使おうと企画した。

 新潟市の酒造メーカー、新潟麦酒の協力で開発に着手。ビールに後からミカン果汁を加えて瓶内で2次発酵させる工程で、後味にミカンの香りを感じさせる飲み口に仕上げた。商品名の「914」は敦賀市の郵便番号の上3桁。地元の野坂山の標高も改定される平成26年までは914メートルで、地元産ミカンを使ったビールにはぴったりだ。

クラフトビール「914」を開発した宮本佳奈さん=福井県敦賀市
クラフトビール「914」を開発した宮本佳奈さん=福井県敦賀市
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 27年の発売で初回生産の約2千本を完売。その後、ミカン果汁使用の黒ビール、ポン酢も開発し、特にポン酢に使う果汁には摘果した青ミカンを活用している。ビールは2種類とも1本310ミリリットル550円、ポン酢は1本300ミリリットルが650円前後(オープン価格)。

伸びしろ秘める市場

 クラフトビールはいま、第2次ブームが到来しているとされる。

 人気が高まるきっかけは平成6年の酒税法改正。ビールの最低製造量が年間2千キロリットルから60キロリットルに引き下げられ、各地で小規模なビール醸造所の開設が広がり、第1次ブームが訪れた。

 第2次ブームは近年の同法改正が呼び水。30年の法改正でビールの副原料に香辛料や果実、ハーブなどが新たに加わったことでビールの定義が拡大し、ビールが多様化した。

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