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【熊木徹夫の人生相談】母の過干渉 言うことを聞くべきか

相談

 30代の主婦です。幼少の頃から母の過干渉に悩んでいます。母は私が暗い性格で、要領が悪かったため何でも口出しせざるをえなかった、と言います。

 母が私に不向きとみなしたものは諦めるまで何時間でも怒られ、宿題も1問でも間違えると叱られました。地元を離れた後も、母に止められていたことに挑戦しようと、水泳やダンスを習うと『暗い人は一生スポーツをやっちゃダメ』と電話がかかってきたこともありました。

 私には4歳の娘がいますが、母は娘にも小学校入学前から読み書き、そろばんを完璧にさせろ、と言います。母の言動はおかしいと思いますが、私は過去母に心配をかけた以上、これからも、黙って意見を聞くべきでしょうか?

回答

 実際、あなたがどんな性格でどんな能力を持った人なのか、このご質問からはうかがえません。ここでは、あなたのお母さんの性格傾向とそれが周囲に落とす影について考えてみましょう。

 彼女はあなたが“暗い性格で要領が悪い”と判断したため、(不本意ながら)“何でも口出しせざるをえなかった”と話しています。そしてあなたを「守り、よき方向に導く」と最初から決意を固めていた。全体の文脈が把握できないため、この彼女の言動が一人よがりだと言い切れません。しかし、彼女の言動のあれこれはどれも「私もあなたもいい気になっていると必ずひどい目に遭う」といった悲観主義に塗り込められている、これは確実に言えます。

 そして、彼女の信念があまりに一途(いちず)で迷いがないために、あなたやその娘など周りの人々を容赦なく巻き込み、皆支配下に置いていく。それはまたある種の思いやりに端を発しているため、容易に逆らえない。その結果、強圧に曝(さら)され続けたあなたは、被害者であるという自己認識に至るどころか、“過去母に心配をかけた”という後ろめたさを感じずにはおれないのです。

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