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【韓国メディアの苦悩(5)】<新事業編>広告費は“みかじめ料” デジタルの未来阻む慣習

デジタル新事業担当者の勉強会で、紙飛行機・韓国代表の動画について説明する映像ブランド「インスパイア」の徐相範記者(中央奥)=2019年11月、ソウル(時吉達也撮影)
デジタル新事業担当者の勉強会で、紙飛行機・韓国代表の動画について説明する映像ブランド「インスパイア」の徐相範記者(中央奥)=2019年11月、ソウル(時吉達也撮影)
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 記者(キジャ)のゴミ(スレギ)=「キレギ」。韓国語でも、マスコミを揶揄(やゆ)する言葉「マスゴミ」はこう表現される。日本と共通の課題を数多く抱え、苦悩する韓国メディアの現在をリポートする。

ペン記者が映像作品制作

 航空会社の格納庫で、旅客機を背景に紙飛行機を飛ばす3人の男性。「ただの遊びに見えるかもしれないけれど、遊びにルールと勝敗、競争が加われば、それはスポーツになるんです」。熱っぽく語る彼らのインタビューを中心に、紙飛行機の世界大会に出場した「韓国代表選手」を扱った3分間の短編ドキュメンタリー作品を発表したのは、入社7年目の若手新聞記者だった。

 「もともとは本当に、一介のペン記者(主に文章でニュースを報道する記者)でした。そこそこ特ダネも出稿してましたし」。中堅経済紙「ヘラルド経済」で、ウェブ部門を担当していた徐尚凡(ソ・サンボム)記者が映像ブランド「インスパイア」を立ち上げたのは2017年2月のことだ。政治・社会問題を扱った従来通りの記事や動画では大手に太刀打ちできず、犬や猫など動物特集をネタに閲覧者数を稼ぐことにもむなしさを感じていた。新聞社の特徴を生かした新事業を模索するため、社内ベンチャーとして名乗りを上げた。

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