PR

ニュース プレミアム

【河村直哉の時事論】回顧令和元年 独立自尊の国へ

新元号「令和」を発表する菅義偉官房長官=4月1日、首相官邸
新元号「令和」を発表する菅義偉官房長官=4月1日、首相官邸

 令和の日本をよき国にしたい。だれもがそう思っているだろう。それならば令和元年に日本のどのような課題が浮かび上がったか、振り返ることが必要である。国会の劣化が極まった感のある1年だった。独立自尊の国たらんとする気概がまるで欠如している、というか。

■国政の優先課題は

 京都アニメーションの放火や豪雨など、さまざまな暗いニュースもあった。日本人はがんばり、支えあおうとした。ワンチームという言葉が広く受け入れられたのは、一丸となって戦うラグビー日本代表の姿が、そんな日本人の心境を代弁しているように感じられたからではないか。

 それなのに、である。実は令和元年は、戦後日本のあり方を根本から考えさせるできごとや要人の発言が相次いだ。ところがほとんど馬耳東風とやりすごしてきたのが、われらが国会だった。志ある議員もいるだろう。だが記憶に残るのは、声高なおしゃべりのような喧噪(けんそう)ばかりである。元号が改まっても、何も変わっていない。

 2度目の米朝首脳会談が注目されていた1、2月、国会が口角泡を飛ばしていたのは、厚生労働省の毎月勤労統計の問題である。ベトナムでの会談が物別れに終わり、北朝鮮がミサイル発射などで挑発路線への回帰をあらわにする中で騒がれていたのが、秋以降の桜を見る会である。統合型リゾート施設(IR)をめぐって収賄容疑で衆院議員が逮捕されたのを受けて、令和2年の通常国会でもまた多くの時間が費やされるのだろう。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ