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【柴門ふみの人生相談】長く続く「レス」生活 このままでいいの?

相談

 結婚20年になる主婦です。10代後半の子供が産まれた頃からセックスレスが続いています。

 子供が生まれた当初、私の方にその気がなくなり、誘われても拒否するような態度をとってしまいました。夫のことは人として好きですが、男性として意識することはなく、もう一度一緒に寝ることは考えられません。もしかすると夫は我慢しているのかもしれませんが、本心は分かりません。

 セックスレスのまま一生を過ごすのは夫婦として欠落しているのか、この話題を避けていていいのか、最近気になってきました。男性と女性の「性」を超越した結びつき、というよりは、見ないように蓋をして過ごしている、という感じです。(40代、女性)

回答

 出産後にセックスレスになる夫婦は日本では多いと思います。多くの女性は赤ん坊の世話に夢中になり、赤ちゃんのすべすべの肌の方がごつごつした夫の腕よりも触っていて気持ちいいし幸せ、と言います。

 夫の方も、出産に立ち会ったせいで妻とセックスできなくなったケースがあるみたいです。

 それが原因で離婚したいと思い詰めているのでなければ、そのままでいいのではないでしょうか。夫婦には夫婦の数だけ事情があるのでは? 性欲の強い者同士の夫婦もいれば、弱い者同士もいる。厄介なのは、どちらか一方が強くて他方が弱い場合です。実際「性の不一致」で離婚した夫婦もいます。

 セックスだけが夫婦の絆ではないと思います。相談には「男性として意識することはなく、もう一度一緒に寝ることは考えられません」とありますが、手をつないだり肩を寄せ合うことは平気なのでは?

 信頼できる人とスキンシップを取ると、それだけで緊張から解放されます。年をとればとるほど、そのありがたみがわかってきます。人肌のぬくもりが、どれだけ人を孤独から救ってくれることか。

 いきなり夫に面と向かって、「私たちの長年のセックスレス状態をどう思う?」と話しかけるのはハードルが高いと思います。それより、日常の会話の合間に少し腕に触れたり、外出するときに手を引っ張ってみたり、少しずつスキンシップの回数を増やしてみてはどうでしょう。そうやって距離を縮めておいて、ソファで並んでテレビを見るときに体を密着させてみます。お互いのぬくもりを心地よい安らぎと感じられたら、そのリラックスした状態で「あたしたちセックスしてないわよねえ」とさりげなく聞いてみる作戦はどうでしょうか? お酒が少し入っていると、なお良いですね。

回答者

柴門ふみ 漫画家。昭和32年生まれ。代表作は講談社漫画賞の「P.S.元気です、俊平」のほか、「東京ラブストーリー」「恋する母たち」(ともに小学館)など。近著に「そうだ、やっぱり愛なんだ 50歳からの幸福論」(角川文庫)など。故郷の徳島市観光大使も務める。

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 住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記のうえ、相談内容を詳しく書いて、〒100-8078 産経新聞文化部「人生相談 あすへのヒント」係まで。

 〈メール〉life@sankei.co.jp

 〈FAX〉03・3270・2424

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