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【日本語メモ】区切りのよい年齢に別称

 昔の中国の思想家、孔子と弟子たちの問答をまとめた書物「論語」。論語に由来する男性の年齢を称する語句があります。志学(15歳)、而立(30歳)、不惑(40歳)、知命(50歳)、耳順(60歳)、従心(70歳)。区切りのよい年齢の別称として使われます。この中でよく目にするのは「不惑」でしょうか。40歳の現役スポーツ選手に関する記事などで出てくることがあります。サッカーの三浦知良選手は現在52歳なので不惑の域を超越しています。

(1)50歳で「不惑ゴール」を決めた。

 「不惑」は論語の「四十にして惑わず」に由来。論語では「五十にして天命を知る」と記されており、50歳の別称は「知命」ですが、使用例をあまり見かけません。例文では年齢の方を直していますが、登場人物が50歳である場合は代案として、「知命」を用いず、「記念すべき」とか「節目の」とかといった表現を提案するでしょう。

(正解例)40歳で「不惑ゴール」を決めた。

(2)調査すると、経営実態のないダミー会社だった。

 「実態」は「実際の状態、情勢」を意味します。例文に関連した表現では「経営の実態を把握する」のような用例があります。「実体」は「ものごとの奥にひそむ真のすがた。本体、実質、正体」(大辞林)。例文では「実体」が正解です。他の用例では「実体経済」などが挙げられます。

(正解例)調査すると、経営実体のないダミー会社だった。

(3)「努力は報われる」を身上としている。

 「身上」は「一身上に関すること。本来のねうち。とりえ~」(大辞林)。「とりえ」の意味で「高速ドリブルが身上」などと使います。一方、「信条」は「堅く信じることがら。信念」(同)。どちらも運動面などでよく使われる言葉。注意して見るようにしています。

(正解例)「努力は報われる」を信条としている。

(4)期末試験は優しい問題ばかりだった。

 「優しい」は「こまやかな思いやりや温かみがある」こと。「優しい心の持ち主」など感情や態度に関する表現です。また「環境にやさしい」も「優」です。「易しい」は「わかりやすい、たやすい」という意味です。用例では「言うのは易しい」などがあります。

(正解例)期末試験は易しい問題ばかりだった。

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