PR

ニュース プレミアム

関西人も知らない幻の「門真レンコン」その味は…

 さらに、市場で丸々と太った石川の加賀レンコンや岡山の備中レンコンの人気が高くなると、門真にもそれらのレンコンを持ち込んで栽培。新しい栽培方法と品種を取り入れながら進化していった門真レンコンは、昭和5年には約300ヘクタールで栽培されるまでに広がったという。

 しかし、戦後はコメ栽培が推奨されたことや、急速な市街化が進んだことから栽培する農家が一気に減少。作付面積は昭和36年に約100ヘクタール、昭和60年には約15ヘクタール、平成15年は約5ヘクタールにまで激減している。

「幻」ではない特産品へ

 現在、栽培された門真レンコンは、農家が自家消費するか、飲食店や百貨店などに直接販売することが多くなり、一般のスーパーで目にする機会はほとんどなくなった。

 しかし、人気がないわけではない。地元のJAが行う農業まつりの即売会では用意された門真レンコンが数時間で売り切れるという。

 地元民も手軽に手に入れることができない「幻のレンコン」だが、最近はそんな地元の特産品を、もっと多くの人に食べてもらおうという動きも出てきている。

 門真市シルバー人材センターでは、昨年から門真レンコンの栽培事業を始めた。「地元に貢献できて、地元の誇りとしてお手伝いできることとして門真レンコン作りがあった」と同センターの担当者。今後はレンコン栽培に関わっていない人も体験的に参加できるような取り組みを行っていきたいという。

 農家の中西さんは「手をかけてきちんと育てれば、おいしいレンコンということは間違いない」と太鼓判を押す一方、今後も生産を継続させるには、「人材育成やレンコンの活用法など行政を巻き込んだ取り組みが必要だ」としている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ