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【政界徒然草】防護服なしのエリア増えるも 廃炉実現は険しい道 福島第1原発

原発構内の高台から望む1号機の原子炉建屋。水素爆発で鉄骨がむき出しになったままだ=12月4日、東京電力福島第1原発(代表撮影)
原発構内の高台から望む1号機の原子炉建屋。水素爆発で鉄骨がむき出しになったままだ=12月4日、東京電力福島第1原発(代表撮影)

 東日本大震災の津波で電源喪失してメルトダウン(炉心溶融)した東京電力福島第1原子力発電所を4日、日本記者クラブの取材団として訪れた。一部エリアをのぞいて普通の作業服で行き来できるほど放射線量は低減し、構内環境は改善している。ただ、廃炉に向けた作業は決して順調ではなかった。政府は廃炉のロードマップ(工程表)改定案を2日にまとめたばかりだが、実現の難しさを改めて感じた。

 現地では、今も4千人近くが働いている。入り口では、事前登録した免許証による身元確認や手の静脈の読み取りが行われるなど、セキュリティーは厳重だ。

 最初に、事故を起こした1~4号機の原子炉建屋を目前に見渡す高台に案内された。水素爆発で外壁が崩れ落ちた1号機は、さびた茶色い鉄骨がむき出しのままで、内部にがれきが散乱するなど、爆撃を受けたような姿をさらしていた。

 1号機の真横では、高さ120メートルの排気筒の解体が11月に始まった。被曝線量が比較的高いため、最上部に取り付けた解体装置を遠隔操作し、筒を輪切りにする。だが、途中で装置にトラブルが発生し、東電は人力による切断に踏み切った。訪問した日に人力作業が終わったところで、今後は装置による切断を再開する。ただ、切断できたのは約10メートルに過ぎず、東電が目標とした来年3月までの解体完了は断念する方向となった。

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