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【軍事ワールド】2020年、世界の軍事情勢は(上)

 そのうえ火災に見舞われたダメージは大きく、改修・修理費用との兼ね合いによっては最悪の場合、廃艦の可能性もある。英国の一部メディアによれば、火災による損害額を15億ドル(約1635億円)。「いずも」の建造費が約1200億円、最新イージス艦の建造費が1700億円なので、「15億ドル」が事実なら、修理よりも新規建造が選択肢に入りかねない。

 ただし、ロシアは地政学的には陸軍国であることや、海軍では原子力潜水艦の戦力を重視していること、また空母や戦闘機よりも極超音速ミサイルなどミサイル戦力に力を向けている実情があり、この一件をもって全般的な軍事力が衰えているとは判断できない。そんななかで日米など自由主義陣営に朗報となったのが英国海軍だ。

アジア回帰の英国

 英国海軍は2017年には、予算削減の嵐の中、唯一の空母「オーシャン」をブラジルに売却する決定を下すなど苦境にあったが、売却で得た8400万ポンドの一部を新空母建造につぎ込み、クイーン・エリザベスが同年末に就役。動力関係のトラブルを克服し18年9月にはF-35Bの着艦試験を終え、今後はアジア海域への航海を予定している。

 さらに12月10日には、同型艦のプリンス・オブ・ウェールズ」がポーツマス港で就役した。数年前は海軍の予算削減により、インド海軍への売却や「港に塩漬け」の案などが噂されたが、正式に英海軍に編入された。

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