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【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈751〉ジャーナリスト「対決」

性暴力被害をめぐる訴訟の判決後、東京地裁前で「勝訴」と書かれた紙を掲げるジャーナリストの伊藤詩織さん=18日午前
性暴力被害をめぐる訴訟の判決後、東京地裁前で「勝訴」と書かれた紙を掲げるジャーナリストの伊藤詩織さん=18日午前

 自称ジャーナリストの伊藤詩織氏が、ジャーナリストの山口敬之氏(元TBS)を訴えた民事訴訟で、18日に判決が出た。伊藤氏側の全面勝訴。

 平成29年5月、この件を“スクープ”して以来、一貫して伊藤氏側に立った報道を続けてきた『週刊新潮』(12月26日号)は早速、「被告の援軍は『安倍官邸』『次期警察庁長官』『伊藤詩織さん』レイプ裁判に判決! 闇に葬られた『ドアマンの供述調書』」(早速と書いたが、判決は締め切りり日の前日)。

 「安倍官邸」「次期警察庁長官」関与をこれまで『新潮』はしつこく報じてきたが、具体的証拠を示す記事ではなかった。

 ドアマンの証言は9月末に女性側弁護士にもたらされたものだというが、あくまで当夜、ホテルの玄関で見たという状況説明。『新潮』の書いているように〈それこそが控訴審のカギを握っている〉とはいえまい。

 それより『新潮』で注目はトップの「『美智子さま』吐血を週刊誌に責任転嫁した『宮内庁』」。

 12月13日の宮内庁のレクで、美智子さまの体調に関し、高橋上皇侍従次長が週刊誌報道を批判したことに対し、

 〈「一般にはなかなか窺(うかがい)い知れない、宮中でのできごとを正確に報じるのもメディアの役割です。本来あるべき皇室のお姿が、宮内庁の不作為によってイレギュラーな形になっているのであれば、その事実を伝えないわけにはいきません」(さる皇室ジャーナリスト)

 メディアへの責任転嫁など、筋違いに他ならないというのだ〉

 〈というのだ〉というがこれ、「さる皇室ジャーナリスト」の口を借りて自らの主張を展開する、いかにも『新潮』らしい手口。おみごと!

 『ニューズウィーク日本版』(12・24)の大特集は「首脳の成績表」。

 グラフで見ても安倍総理がいちばんバランスが取れている(極端にアンバランスなのはプーチン)。

 〈安倍という先見の明があり、一貫した戦略的ビジョンを持つリーダーを持つことで、大きな恩恵を受けてきた。(中略)これはかなり高い成績に値する〉

 朝日記者にぜひ読んでほしい。    (月刊『Hanada』編集長)

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