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【エンタメよもやま話】紅白歌合戦で共演 KISSとYOSHIKIさんとNHKを結ぶ感動の秘話

12月11日、最後の世界ツアー「エンド・オブ・ザ・ロード・ワールド・ツアー」の日本公演を東京ドームで行ったキッス=東京・文京区(c)土居政則
12月11日、最後の世界ツアー「エンド・オブ・ザ・ロード・ワールド・ツアー」の日本公演を東京ドームで行ったキッス=東京・文京区(c)土居政則
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 さて、今週ご紹介するエンターテインメントは、エンタメの王道、洋楽のロックバンドに関するお話です。

 このニュースには驚きました。1973年結成の米のベテランロックバンド4人組、「KISS(キッス)」が、日本のロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKIさんと、大みそか放送のNHK紅白歌合戦で共演するというのです。

 両者が15日、東京・渋谷のNHKで記者会見し、明らかにしたのですが、46年間の活動に幕を降ろす最後の世界ツアー「エンド・オブ・ザ・ロード・ワールド・ツアー」で8日から来日中のキッスとYOSHIKIさんは、互いをたたえ合い、今回の共演に至る経緯などを説明しました。

 キッスの紅白出場は当然ながら初めて。紅白ではこれまで、米女性歌手シンディ・ローパーさんや英女性歌手サラ・ブライトマンさんといった洋楽のスターたちが出場していますが、ハードロックやヘヴィ・メタル系の洋楽バンドやミュージシャンが出場するのは異例です。

 しかし、洋楽ロックに詳しくない方々は、なぜキッスがNHKの国民的な看板音楽番組に出場できるのか、ピンとこないと思うのです。そんなわけで今回は、キッスというバンドの特異性とともに、なぜ紅白出場を成し遂げられたかについて説明いたします。

    ◇   ◇

■「KISS」大ブレイク、人気を決定づけたのが…「YOSHIKI」も実は…

 キッスの母体は、ジーン・シモンズ(ベース、ボーカル担当)とポール・スタンレー(ボーカル、ギター担当)が中心となり、70年に米ニューヨーク市で結成した5人組「ウィキッド・レスター」というバンドです。

 このバンド、米大手CBSコロムビア傘下のレコード会社、エピック・レコードからメジャーデビューが決まり、71年にはアルバムを録音しますが、結局、デビューできずにアルバムもお蔵入りとなります。

 落胆したジーンとポールは、メジャーデビューの約束をほごにされたのは「バンド自体に個性や特徴がなく、楽曲もさまざまな音楽スタイルが混在し、散漫だったため」と結論付け、それらを改善すべく、新バンドの結成を決意。エース・フレーリー(ギター兼ボーカル担当)とピーター・クリス(ドラム兼ボーカル担当)を加え、バンド名を「世界中の人に分かってもらえる」とキッスに改名。あの歌舞伎の隈取(くまどり)のような特異かつ超個性的な白塗りメイクを採用し、楽曲もポップで明快なハードロックに特化しました。

 さらに、戦隊もののヒーローのように、ジーンが悪魔、ピーターがキャットマン(猫の怪人)というように、4人のメンバーそれぞれに役割を与えたのです。

(次ページ)「化粧だけでは弱い。手品もやれ!」そして…

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