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【大相撲徳俵】大関昇進、基準は? 朝乃山、来年初場所で優勝すれば…

九州場所14日目に竜電(左)を下し、新小結で11勝目を挙げた朝乃山。来年に大関昇進の期待がかかる=11月23日、福岡国際センター(水島啓輔撮影)
九州場所14日目に竜電(左)を下し、新小結で11勝目を挙げた朝乃山。来年に大関昇進の期待がかかる=11月23日、福岡国際センター(水島啓輔撮影)

 11月に行われた一年納めの大相撲九州場所(福岡国際センター)で、新小結の朝乃山(25)が11勝4敗という好成績を収めた。左上手、右差しの「右四つ」という絶対的な型を持っており、大関候補の筆頭だ。朝乃山は「大関」という言葉こそ使わないが、「来年が勝負だと思う。今の番付より上を目指していきたい」と意気込んでいる。

 大関昇進に関して、明確な基準があるわけではない。過去の例を踏まえると、「三役で直近3場所計33勝」というのが目安になってくる。ただ、32勝で昇進することもあれば、34勝で待ったがかかることも。1場所目(起点場所)が平幕でも昇進するケースもある。

 例えば、照ノ富士は平成15年、前頭2枚目で8勝、関脇で13勝、関脇で12勝(優勝)し、大関を射止めた。3場所計33勝ではあるが、三役を2場所で通過した珍しい例だ。一方、雅山は18年に小結で10勝、関脇で14勝、関脇で10勝の計34勝を挙げながら、昇進が見送られている。

 「明確な基準を設けた方がいいのでは」という声もある。そうしないのは、相撲内容も判断材料にするためだ。変化や引き技に頼ってはいないか、1、2場所目に比べて、3場所目の成績が大きく落ちていないかなどを総合的に判断する。雅山が34勝でも昇進できなかったのは、当時大関が5人いたという理由もあったようだ。

 今回の九州場所でいえば、関脇御嶽海も成績次第で大関昇進の可能性があった。7月の名古屋場所は関脇で9勝、9月の秋場所は関脇で12勝して優勝。九州場所で12勝すれば、「三役で直近3場所33勝」の目安は満たすことになった。

 しかし、審判部は場所前から「大関とり」に消極的だった。高島審判部長代理(元関脇高望山)は「周りは騒いでいるが、成績を残さないことには何とも」と慎重な物言いに終始していた。

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