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迷走するパナソニック、液晶・半導体も撤退 見えぬ戦略

生産を終了するパナソニックの液晶パネル工場=兵庫県姫路市
生産を終了するパナソニックの液晶パネル工場=兵庫県姫路市
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 半導体では、NECと日立、三菱電機のDRAM事業を統合したエルピーダメモリが12年に経営破綻。3社のシステムLSI(大規模集積回路)事業を統合したルネサスエレクトロニクスも今年1~9月期に営業赤字に転落した。

 液晶パネルでは東芝、日立、ソニーの液晶事業を統合し、一時シャープの合流もささやかれたジャパンディスプレイ(JDI)が外資の傘下で経営再建を目指すことが決まった。

 いずれも国が事業再編の旗を振ったにもかかわらず、うまくいかなかった。特に官民ファンドからの度重なる支援を受けながら再建に失敗したJDIをめぐっては、「国の後ろ盾に甘えていた」(業界関係者)との批判が根強くある。

 半導体と液晶パネルの国際競争に敗れた日本の電機メーカーは「敗戦処理」として次々とパソコンなどの不採算事業を手放し、構造改革に追われた。液晶と半導体を手放さずにいたパナソニックも、ここに来てついに退場を決めた。

描けない成長戦略

 パナソニックは2021年度までに赤字事業をなくす方針を掲げる。巨額投資の成果が出ない車載事業を「成長の柱」から外し、オフィスの空間設計や工場の省人化など法人向けサービス事業を新たに成長の柱に据えた。

 住宅事業と電気自動車用の一部電池の生産事業をトヨタ自動車との合弁会社に移すなど事業の統廃合を進めるが、社内からは「会社の目指す姿が分かりにくい」との声が上がる。巨額赤字に陥ったプラズマテレビ事業からの撤退などで一時業績を回復させたが、リストラに追われた面もあり成長戦略を描けていない。

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