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新聞が信頼度で「V11のNHK」抜く その理由は?

 公益財団法人「新聞通信調査会」が行った令和元(2019)年度の「メディアに関する全国世論調査」によると、対象の6メディアのうち、新聞は100点満点で68・9点となり、「NHKテレビ」の68・5点を上回って1位だった。平成20年度の調査開始以来、NHKテレビがトップを独走してきたが、新聞が初めて逆転した。統一地方選や参院選に候補者を送り出し、NHK受信料を批判する「NHKから国民を守る党」が話題になり、NHKへの印象を引き下げたとみられている。

新聞、NHKは高水準

 今年8~9月に全国の18歳以上の5千人を対象に調査し、61・0%に当たる3051人の回答を集計した。対象はNHKテレビ▽新聞▽民放テレビ▽ラジオ▽インターネット▽雑誌の6メディア。全面的に信頼している場合は100点、全く信頼しない場合は0点、普通の場合は50点として採点してもらった。

 新聞は前年度調査より0・7点下がったが、NHKは2・3点も下がっており、下げ幅の差で順位が入れ替わった。同調査会の倉沢章夫編集長は「N国党の訴えが、有権者などの信頼感を引き下げた可能性はある」と分析。

 ただ、調査開始の20年度と比較すると、6メディアはいずれも信頼度が下がる傾向にあるものの、新聞は20年度比で3・1点、NHKは5・5点といった下げ幅で「両メディアの信頼感は70点前後を維持しており、高い水準にある」という。

 この1年間で新聞の信頼度が高くなったと回答した人に理由を聞いたところ「情報が正確」が36・9%を占め、前年度調査を11・6ポイント上回った。一方、信頼度が低くなったとした理由のトップは「特定の勢力に偏った報道をしている」で53・9%と過半数を占め、中立性を重視する傾向が読み取れる。「誤報があった」は前年度の半分以下の2・5%だった。

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