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ミネラル含有に注目「海の厄介者」がうどんに

愛媛県漁業協同組合連合会が発売した「アカモクうどん」
愛媛県漁業協同組合連合会が発売した「アカモクうどん」
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 海藻の「アカモク」を練り込んだうどんを、愛媛県漁業協同組合連合会(松山市)が発売した。漁船のスクリューに絡むなどし、漁業者からは“厄介者”とみられているが、健康への効果が期待される成分を含む点に着目。讃岐うどんの本場・高松市の製麺会社の協力でアカモクを練り込んだうどんを商品化した。県漁連は「コシの強さと海藻ならではの磯の香りを味わって」とPRしている。

健康志向の人に狙い

 一見するとそばのような色をした細めのうどん。口に含むと、ほのかに海藻の風味が広がる。県漁連が11月に発売した「アカモクうどん」。麺が黒っぽいのは、乾燥させて粉末状にしたアカモクを生地に練り込んでいるためだ。

 アカモクは、ホンダワラ科の海藻で日本の沿岸に広く生息。成長すると数メートルになる。東北など食用にする地域もあるが、海面を漂って漁船のスクリューに巻き付くなどし、県内では邪魔者扱いされてきた。

 その一方で、アカモクには食物繊維の一種「フコイダン」やミネラル類が含まれている。

 県漁連は「健康面の効果が期待でき、健康意識の高い人にアピールできる」とみて平成28年から収穫を後押し。30年の県内のアカモクの収穫量は乾燥状態で約30トン。ヒジキ、テングサに次ぐ位置を占めている。

香り、歯応えに特徴

 収穫したアカモクは、パック詰めの商品として主に県外に出荷。販路を開拓しようと、愛媛県漁連が新商品の開発を模索していたところ、農林中央金庫高松支店(高松市)から、乾麺や半生麺を製造する「石丸製麺」(高松市)を紹介されたのが転機となった。

 明治37年創業の同社は、家庭用を中心とした乾麺や土産用の半生麺などを生産している。各地の特産品を使った乾麺の開発にも力を入れ、さまざまな食材を練り込んだ麺を製造する技術が強みだ。これまで緑茶やケール、コンブ、レンコン、ユズなどを練り込んだうどんを世に送り出してきた。

 同社企画開発室の津村孝幸さんは「海藻はねばりが強く、うどんのつなぎに適している」と説明。愛媛県漁連と打ち合わせを重ね、およそ半年で商品化したアカモクうどんには「香りや歯応え、独特のつるつる感といった特徴がしっかり出ている」と太鼓判を押す。

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