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【シンガポールIRのいま】(上)カジノへの懸念どう払拭 厳格な規制、依存症低下

屋上に特徴のあるマリーナベイ・サンズ=シンガポール(天野健作撮影)
屋上に特徴のあるマリーナベイ・サンズ=シンガポール(天野健作撮影)
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 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)導入の動きが慌ただしくなってきた。ギャンブル依存症は増えるのか、周辺地域の治安は大丈夫か…課題は山積みだ。大阪が先行し、横浜も誘致に名乗りを上げる一方で、「検討中」と繰り返す小池百合子知事。横浜を含む首都圏への進出を表明しているIR運営大手の米ラスベガス・サンズは、シンガポールで課題をどのように克服したのか。現地で取材した。(天野健作)

施設は次々と進化

 「一部のメディアは『IRはカジノ建設である』と誤った印象を与えている。マカオにギャングを、ラスベガスに組織犯罪を連想させる。しかしわれわれが目指すものではない。IRは全く異なるものだ」

 日本の現状を表すかのような描写だが、これはシンガポールのリー・シェンロン首相(当時)が2005年4月16日に議会で発言したものだ。観光資源が乏しかった同国では、不正防止やギャンブル依存症対策を整備した上で、同年にカジノを解禁し、2つのIRをつくった。

 そのうちの一つ、マリーナベイ・サンズは、プールや庭園を備える船のような形の屋上が、マーライオンと同様、シンガポールを象徴する存在感を放つ。

 サンズが5000億円超を投じて同国へ進出したのは、10年。埋め立て地に、ホテルやシアター、博物館などのほか、4万5000人以上を収容できる展示会議場を備えた。

 訪れた日には、会員制交流サイト最大手のフェイスブックが会議場を利用していた。ソニーやパナソニックなど日本の企業も使用しており、年間約3600件のイベントがあるという。

 サンズのジョージ・タナシェビッチ社長は「施設は新しく次々と進化している。エネルギーの詰まった場を日本でも提供したい」と力を込める。

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