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【河村直哉の時事論】お花見国会の能天気 国家の大事をよそに

 しかるに、北朝鮮がミサイルの発射を続け核実験を行った一昨年、日本の国会が大騒ぎしていたのは何だったか。モリでありカケである。そして非核化をめぐる米朝の交渉が不透明さを増し、北朝鮮が再び挑発の姿勢を見せるなかで騒がれているのが、お花見なのである。なんと能天気な、と思ってしまう。

■すでに平和ではない

 モリもカケも花見も、国会で議論するなというのではない。しかしそれ以上に論じるべきことは安全保障以外にも山ほどあるだろう。まったく論じていないとはいわないが、花見の喧噪で国民に届いているとは思えない。花見についていえば、公私の別を見失い脇が甘い政府与党、筆者から見れば針小棒大に騒ぎ立てる野党、ともにいい加減で区切りをつけよといいたい。

 特に主要野党は、北朝鮮が飛翔(ひしょう)体を発射した翌日、花見戦術で国会審議を一時、欠席した。何ということか。

 11月24日付ではオランダの歴史家、ホイジンガの「小児病」という概念と、評論家、江藤淳の「『ごっこ』の世界が終ったとき」を引いた。単に安全保障上の危機意識が欠如しているというだけではない。モリ、カケからお花見に至る国会は筆者には、日本がアメリカという大国の庇護(ひご)のもとで独立した大人の国家としての意識をなくし、幼児返りして「国会ごっこ」を続けているように思われてならない。

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