PR

ニュース プレミアム

売りは「本物のバーベキュー」 大阪の漁港、イベント活性化へ新機軸模索

 田尻漁港ではホタテ貝やエビなどをセットメニューにしたバーベキュー(大人2750円、小学生1650円)を提供しているほか、4~11月の期間限定で漁船に乗って漁を体験した後、取れた魚をバーベキューで食べることができるイベントも展開している。

 これらの企画を進める田尻漁協の西浦栄一組合長(69)は「市場に卸すより、一般のお客さんに付加価値を付けて売った方が3、4割収入が上がるし、お客さんにも喜んでもらえる」と手応えを語る。

 ただ、府内の朝市や青空市への来場者数は毎年計約50万人と横ばいが続き、漁業を将来的に発展させるためには、さらなる取り組みが求められている。ヒントをくれたのが「本物のバーベキュー」の提案だった。

海の恵みどう生かす

 府によると、研修会参加者からは「バーベキューに対する考えが変わった」「新メニューとして取り入れたい」など肯定的な声が寄せられたという。

 一方で、「用地や設備、食材の安定調達などハードルが高い」(漁業関係者)といった声も。西浦組合長も「お客さんが魚をいろいろな焼き方で楽しんでもらうことはいい。でも(田尻漁港で実施している)1回90分の時間内にあのレベルは難しい」と指摘した。

 大阪の漁港は多くが都心から電車などで1時間前後と比較的近く、駅から歩いていける距離にあるなど有利な点も多い。取れる魚はカレイ、シタビラメ、カサゴ、チヌダイ、オコゼ…少量だが多彩だ。マイワシは脂がのり、丸々と太っているので、東京の市場でも人気だという。

 漁港の活性化に向け、新しいアイデアを生かして新機軸を生み出せるか。漁港の英知が試されている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ