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【関西の空(7)】ロンドンお手本 関西3空港の国際線ネットワーク

関西3空港の特徴
関西3空港の特徴
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 世界水準の実力を持つ関西国際空港に比べ、騒音問題を抱える大阪(伊丹)空港や国内線しかない神戸空港は、見劣りするのだろうか。そんなことはない。関西3空港がそれぞれの特色を生かせば、関西の空はもっと勢いづく。世界には5空港が相乗効果を発揮するロンドンのような都市もあり、可能性は無限大だ。(牛島要平)

 神戸を「西の拠点」と位置づけるスカイマークは、初の定期国際線となる成田-サイパン線の運航を11月29日から始める。今後の焦点はもちろん、神戸からの就航だ。同社の佐山展生会長は5月、報道陣を前にこう宣言した。

 「神戸から海外に飛ばすことができれば、ほかのアジア向け路線も大いにある。喜んで飛ばす」

 神戸は長さ2500メートルの滑走路を持ち、国際線でもアジアなどの中距離路線なら飛ばす能力がある。現状は関空への影響に配慮して規制されているだけだ。

 隣接するポートアイランドには「神戸医療産業都市」が立地し、製薬企業や先端医療の研究機関など365企業・団体(10月末現在)が集積。国際線のビジネス需要は期待できる。

台風21号の教訓

 一方、伊丹は国際空港としての歴史があり、現在も正式名称は「大阪国際空港」。平成6(1994)年に開業した関空に国際線を移管して以降、主に東京と関西をつなぐ国内線の基幹空港として利用されている。

 何よりアクセスがいい。直線距離でみると、大阪・梅田まで約12キロしかなく、神戸の約半分、関空の約3分の1だ。

 また、昨年9月の台風21号で関空が浸水被害を受けた際は、早期復旧で実現しなかったものの、国際線機能を伊丹と神戸で一時的に代替することが決まっていた。リスク分散の観点からも伊丹、神戸の重要性が見直されたのは確かだ。

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