PR

ニュース プレミアム

【法廷から】被害者1人の犯行に死刑判決は 新潟女児殺害公判

「覚えていない」

 これまでの公判では、殺意の有無や強制わいせつ致死罪の成否が主な争点となった。検察側は「女児の首を5分以上絞めた」という小林被告の捜査段階の供述や解剖医の証言などで罪を追及。これに対し、弁護側は「6、7割の力で絞めた」「気絶させようとしただけだ」と反論した。

 小林被告本人は、犯行を認めた供述を翻し、「事件をほとんど覚えていない」「取調官に話を合わせた」と繰り返した。

 「信じてもらえると思うのか」と問いかける山崎威裁判長。裁判員らが見守るなか、小林被告は「信じてもらうのは不可能に近いと思っている」と静かに答えた。「最低限の償いは真実を述べること。真実を話さないなら、最低限の償いの気持ちもないと理解される」。山崎裁判長がこう諭す場面もあった。

無表情の小林被告

 小林被告は常に黒いスーツに青いネクタイを締めて出廷。無表情のまま、法廷の様子を見つめ続けた。

 自身の母親が証言台で、「息子の愚かで身勝手な行動により大切なお嬢様の未来を奪ってしまった」と謝罪した上で、「誹謗(ひぼう)中傷の手紙がポストに入っていた」「死んでおわびするしかないと思うこともあった」と家族の苦境を涙ながらに語った際にもほとんど感情を表に出さなかった。

 また、女児の母親から「(娘が)帰ってきたら、ぎゅっと抱きしめてあげようと思っていた。この男に娘が触られたかと思うと、頭がおかしくなりそうだ」「幼い子を物のように扱い、命まで奪った。娘をいますぐ返してください」と口を極めて非難されても宙を見つめるばかりだった。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ