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【原坂一郎の子育て相談】近づく子供を押し倒す長男

 先月2歳になった息子は、半年くらい前から自分のものを触られたり、取られたりしそうになると、相手が自分よりも大きくても押し倒したりたたいたりするようになりました。最近は他の子供が近づくだけでもそうするようになり、児童館など他の子供がいるところに行くのがつらくなってきました。このまま大きくなって暴力的な大人になったりはしないかと心配しています。

 保育士時代、大勢の子供や親御さんを見て、つくづく思ったことがあります。それは「2歳までの子供は、それまでの親のしつけよりも、持って生まれたもので動いている」ということです。

 他の子供を押したりたたいたりする傾向が強い子供の親は、周りから「親は何をしているんだ」、「しつけがなっていない」などと、ときには自分の親からも責められることがあります。それで、その親は自分を責めたり、不必要なまでに子供に厳しくしたりすることもあるのですが、あなたはそうならないようにしてくださいね。

 児童館にあなたが行きたくないなら、行かなくてもいいと思います。でも、子供の様子は成長とともに変わるので、月に一度は行って様子を見てください。最近はコミュニケーション力が大事などといわれ、小さなうちから人と仲良くすることがいいことのように思われていますが、2、3歳の頃はそれができなくて当たり前。むしろ一人遊びを好む時代です。 

 今は母親への愛着を募らせる方が大事な時期なので、あなたが遊び相手となり、よくないことをしたときは、その都度叱るのではなく、「こんなときはこうしよう」と、繰り返し根気よく教えてあげるようにしてください。

 子供はいくつになっても、「叱りたいときが教えどき」。暴力的な人は乳児のころからそうだったわけではないので、2歳で将来を心配することはありません。今、大切なのはお子さんを否定せず、丸ごと受け止めることです。

(こどもコンサルタント)

原坂一郎 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士。

 子育てに関する悩みをお寄せください。原坂一郎先生が回答します。〈メール〉life@sankei.co.jp

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