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【経済インサイド】中国の8K“覇権”狙い 日本メーカーが虎視眈々

「Inter BEE 2019」で公開されたキヤノンの8K放送用カメラ対応のズームレンズ「UHD-DIGISUPER51」=11月13日、千葉市の幕張メッセ(桑原雄尚撮影)
「Inter BEE 2019」で公開されたキヤノンの8K放送用カメラ対応のズームレンズ「UHD-DIGISUPER51」=11月13日、千葉市の幕張メッセ(桑原雄尚撮影)
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 放送機器の国際展示会「Inter BEE 2019(国際放送機器展)」が今月13~15日、千葉市の幕張メッセで開かれた。最新の放送技術が一堂に会するメディア総合イベントとして注目を集め、55回目の今回は過去最多となる国内外の1158社・団体が出展。業界関係者だけでなく、一般客も含めた3日間の登録来場者数は4万375人に上った。特に関心の高い放送技術の一つが超高精細映像の「8K」で、国内の電機メーカー各社も力を入れているが、その視線の先にあるのは巨大市場の中国だ。

 8Kは画面の精細さの尺度となる「解像度」を指し、画面を構成する画素数は現在、主流のフルハイビジョン(2K)の16倍となる約3300万画素。徐々に普及が進んでいる4K(約829万画素)よりもさらにきめ細かで臨場感のある映像が魅力だ。昨年12月からは、NHKの衛星放送で世界初の本放送がスタートしている。

 「Inter BEE」の会場で、ひと際目を引いたのがソニーのブースの440型(9・7メートル×5・4メートル)大画面クリスタルLEDディスプレーで上映された8K映像だ。ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の日本対アイルランド戦やモータースポーツ、音楽番組などの迫力のある映像に、多くの来場者が足を止めて見入った。

 キヤノンは、8K放送用カメラ対応のズームレンズの新製品を展示。世界最高の51倍ズームを実現した「UHD-DIGISUPER51」(来年4月上旬発売予定)は、屋内外のスポーツ中継やドキュメンタリー制作などでの利用が期待される。パナソニックのブースでは、今年7月発売の8Kマルチパーパスカメラ「AK-SHB810」1台で、最大4枠の画像を切り出す技術を実演。8K画像は一部を切り出しても画像は高精細なままで、切り出した4つの画像はそれぞれフレーミング操作もできるため、ライブイベント会場などでカメラの設置台数を減らせるという。

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