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【河村直哉の時事論】韓国書物「反日種族主義」 敬意を表したい

韓国でベストセラーになった「反日種族主義」の日本語版
韓国でベストセラーになった「反日種族主義」の日本語版

 韓国現政権の底なしの反日で迷走する日韓関係に、一筋の光明を見た気がしている。韓国でベストセラーとなった本「反日種族主義」に、遅まきながら敬意を表させていただきたい。自国内での批判を覚悟の上で事実と誠実に向き合う姿勢に対して、である。

■反日史観を否定

 筆者は、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領と親交を結んだ日本の保守の論客、福田恆存(つねあり)のことを思いもした。それについては後述する。

 同書は7月に出版されて日本でも話題になっていた。筆者はハングルを読めないので、日本語版が出るまで待たなければならなかった。

 編著者、李栄薫(イ・ヨンフン)氏のほか5氏の、24本(プロローグとエピローグを含む)の論文から成る。全編が韓国で流布している「反日史観」の否定であるといってよい。日本による土地や食料の収奪、労働者の強制動員、慰安婦強制連行、ことごとくが否定される。少し長くなるが、プロローグの李氏の文章を引いておこう。

 「朝鮮総督府が土地調査事業を通し全国の土地の四〇パーセントを国有地として奪った、という教科書の記述は、でたらめな作り話でした。植民地朝鮮の米を日本が収奪した、という教科書の主張は、無知の所産でした。日帝が戦時期に朝鮮人を労務者として動員し奴隷にした、という主張は、悪意の捏造(ねつぞう)でした。嘘の行進は日本軍慰安婦問題に至り絶頂に達しました」

 このような本が、韓国内で反発を呼ばないわけがない。「親日清算」を唱える文在寅(ムン・ジェイン)大統領一派には特にそうだっただろう。曺国(チョ・グク)前法相は「吐き気がする」とした。

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