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【経済インサイド】「からあげクン」宇宙食採用へ前進 フリーズドライでカリッと食感

Pre宇宙日本食の認証を受けたローソンの「スペースからあげクン」のパッケージのイメージ(提供写真)
Pre宇宙日本食の認証を受けたローソンの「スペースからあげクン」のパッケージのイメージ(提供写真)

 ローソンの人気商品「からあげクン」が宇宙食採用へと一歩前進した。「宇宙でもお肉が食べたい」。そんな宇宙飛行士の切実な声を受け、平成29年からプロジェクトがスタート。10月下旬に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が宇宙食の特例として定める「Pre(プレ)宇宙日本食」としての認証を受けた。さらなる保存性などが認められれば正式に宇宙食として認められる。担当者は「宇宙でもローソンは消費者の身近にある。そんな象徴的な商品にしたい」とこれまでの道のりを振り返る。

 「もう無理なんじゃないかと思ったときもあったので認証はうれしい。チームや関係者のみんなで喜んでいます」。プロジェクトを担当したローソンプロモーション部の白井明子シニアマネジャーは、2年間の労苦に思いをはせる。

 からあげクンは、指でつまんで歩きながら食べられるホットスナックとして、昭和61年に誕生。今年9月末時点までに265種類を発売し、シリーズ累計で32億食を売り上げるローソンの看板商品の一つだ。

 JAXAは食品メーカーが提案した食品を評価し、宇宙食としての基準を満たせば「宇宙日本食」として認証している。現在はラーメンやサバの味噌煮など34品目ある。今回、認証を受けた「スペースからあげクン」は、当初からあるレギュラー味をベースにフリーズドライ化したもので、水で戻しても通常のからあげクンにはならないが、そのまま食べられ、カリッとした食感が楽しめる。

 スペースからあげクンは今回、11カ月の保存性試験に合格。「宇宙日本食」の一歩手前に当たる「プレ宇宙日本食」に認められた。コンビニエンスストアのオリジナル商品が認証を受けるのは初めてで、今後は18カ月の保存性試験をクリアすれば、宇宙飛行士が食べる正式な「宇宙日本食」として認められる運び。同社は「来年までに認証を受けるための準備を進めたい」としている。

 開発のきっかけは、後にプロジェクトメンバーとなるローソン社員の1人が、米ニューヨークで開催されたイベントで宇宙飛行士の話を聞いたこと。その後、JAXAの宇宙飛行士から「お肉が食べたい」との声を受け、からあげクンに白羽の矢を立てた。消費者から「宇宙で食べたい味」などの意見を募ったほか、期間限定でブラックペッパーを使った「ブラックホール味」を発売するなど、機運を盛り上げた。

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