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【日本語メモ】元号切り替えは要注意

新元号「令和」ゆかりの地として脚光を浴びる坂本八幡宮=福岡県太宰府市(中村雅和撮影)
新元号「令和」ゆかりの地として脚光を浴びる坂本八幡宮=福岡県太宰府市(中村雅和撮影)

 2019年は改元の行われた年になりました。4月までが平成、5月からが令和です。元号が「切りの良い」日付で変わることは普通はありません。今回は譲位に伴う改元でしたが、それでも年の途中です。元号切り替えは間違いが起こりやすい要注意ポイントなのです。

(1)哀訴状は明治元(1868)年3月7日に届いた。

 例文は、徳川幕府最後の将軍、徳川慶喜が江戸攻撃中止を求めた文書に関する記事から作成しました。明治元年は1868年9月8日からなので、3月なら「慶応4年」となります。大正元年は1912年7月30日から。昭和元年は1926年12月25日から。平成元年は1989年1月8日からです。昭和は元年も64年も7日間しかなかったのですね。ただし、新聞紙面では、統計などで「平成31年4月から令和元年6月まで」といった期間を表す際に、「令和元年4月から6月まで」とみなすことを認めています。

(正解例)哀訴状は慶応4(1868)年3月7日に届いた。

(2)小学校の学習指導要領が改訂された。

 「改定」は「従来のきまりなどを改め定めること」(広辞苑)。産経記者ハンドブックでは、料金の改定、時刻表の改定などを用例に挙げています。「改訂」は「書物や文書などの欠点を直すなど、内容を改めること」(同)。辞書の改訂、改訂版というように使います。「学習指導要領」についてはハンドブックでは「改定」なのですが、文部科学省のホームページでは「改訂」を使用しています。

(正解例)小学校の学習指導要領が改定された。

(3)歴史認識で一方的な主張が一人歩きしている。

 「一人歩き」は人数を強調する場合に使います。「夜道の一人歩きは危険」などです。「独り歩き」は独立、独歩の意味合い。かの国の「像」の問題は「独り歩き」というより「暴走」のような気がしますが…。

(正解例)歴史認識で一方的な主張が独り歩きしている。

(4)交通事故の目撃者を探している。

 「探す」は「手に入れたい、目にしたいものをさがす」ケースに使用。「探し物」「職を探す」「貸家を探す」などが挙げられます。「捜す」は「見えなくなったものをさがす」の意。用例としては「家族を捜す」「犯人を捜す」「家捜(やさが)し」などがあります。「人捜し」は行方不明者の捜索、「人探し」は求人などの場合、というように使い分けます。 

(正解例)交通事故の目撃者を捜している。

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