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【エンタメよもやま話】“コンピューターに心は無い” あの引退IT業界風雲児が“人間らしさ”にこだわるワケ

 ところが94年、インターネットの存在を知り、ネット関連企業を設立。紆余曲折を経て99年、杭州市のアパートの一室で17人の友人と共にアリババを設立。企業間の電子商取引に加え、個人が出店できるネット上の仮想商店街やネットオークションのシステムを中国で初めてシステム化。これが爆発的に受け、2007年に香港証券取引所に上場した際、時価総額が2兆円を突破。以来、業績もぐんぐん伸び、今日に至っています。

 そんな中での「経営者引退」な訳ですが、10月16日付の米金融経済系ニュースサイト、ビジネスインサイダーなどによると、マー氏は前日の同月15日にシンガポールで開かれた「フォーブスCEOカンファレンス(会議)」で、引退後の過ごし方のひとつとして、既に中国国内に幼稚園や小学校、高校を立ち上げたと明言。過去5年間で農村部の教師たちと仕事を共にした経験を生かし、英語教育に関する新たなアイデアを発展させたいとの意向を示しました。

 そして、さらに深刻な問題として、今後20~30年以内にいまの教育システムが変化しなければ、若い世代はデジタル時代を乗り切るのに十分な能力を身に付けることができなくなるとの懸念を表明しました。

■“人間は不要”AI(人工知能)時代こそ「人間らしく生きる」方法として…

 マー氏は、頭(脳)で物事を考える明敏で頭の切れる人々の例として、アリババの従業員を挙げ、「彼らは知的で、とても誇りに思う」とたたえるとともに、心で考える賢者であることが最も好ましいと考えていると明言。そして、こう訴えました。

 「頭が切れる人々のほとんどは、誰かに勝つことを望んでいるが、僕はこうした人々に人間らしく生きる方法や、他人を思いやる方法を学ばせたい。彼らが他人を気にかける方法、未来を気にかける方法、人間らしく生きる方法を学べば、企業は暖かい場所となり、物事はスムーズに進み、ソフトパワーが得られます。でなければギャングたちのグループができるでしょう。このことが、私がより賢明な人や指導者が必要と考える理由です」

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