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【大人の遠足】宇都宮「カネホン採石場」 大谷石の里に“体験スポット”

「採掘場探索ツアー」では、露天掘りの現場を間近で見学できる
「採掘場探索ツアー」では、露天掘りの現場を間近で見学できる
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稼働中の石切場

 「餃子のまち」宇都宮きっての観光地で、古くから採石が盛んに行われてきた市西部の大谷地域。大正時代に建材としての人気が高まった大谷石は、産出量が最盛期には年間89万トンにも上った。そうした歴史を伝える見どころとしては大谷資料館などが有名だが、今春新しい“体験型スポット”が誕生し、じわじわと知名度を高めている。

 「現在稼働している石切場を実際に見られるのは、全国でも珍しいでしょうね」。見学ツアーを企画するKANEHON(カネホン)社長の高橋卓さん(46)は、そう胸を張る。

 カネホンは、江戸時代から採石を続ける高橋佑知商店の系列会社。一般公開しているのは、地上から大谷石を切り出す「露天掘り」の現場だ。見学ツアーでは、掘削機の甲高い音が響く高さ約50メートル、幅約100メートルの壮大な採石場を、うつのみやシティガイド協会メンバーの解説を聞きながら40分かけて回る。

 高橋さんは金沢出身で、20年前に妻の宏江さん(46)と結婚し、高橋佑知商店を継ぐことになった。採石場を初めて訪れたとき、まるで異世界のような景観に心打たれ、「いつか観光につなげたい」と夢を温めてきたという。

 昨年5月、カネホン採石場などが「大谷石文化が息づくまち宇都宮」として日本遺産に認定され、国内外からの注目度がさらに高まった。この吉報に、高橋さんは「長年の夢がかなうチャンス」と満を持して一般公開を決めた。

 大谷石は、火山灰や砂利が海中で固まった凝灰岩の一種。軟らかく加工が容易で、耐火性にも優れている。関東大震災(大正12年)で大きな被害を免れた旧帝国ホテルの外壁に使われていたことで知られ、近年では東京スカイツリーや、2020年東京五輪・パラリンピックへ向け建設が進む新国立競技場でも内装の一部に利用されている。

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