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【関西の空(3)】ライバルはボーイング丸ごとの中部セントレア

ボーイングの実機が展示され、光と音のショーが繰り広げられる「フライト・オブ・ドリームズ」=中部国際空港
ボーイングの実機が展示され、光と音のショーが繰り広げられる「フライト・オブ・ドリームズ」=中部国際空港
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 展望デッキを中心に空港の「テーマパーク化」を図ることで、さらなる集客を進めようとする関西国際空港と大阪(伊丹)空港。しかし、全国には強力なライバルがいる。その一つ、中部国際空港(愛知県常滑市)は昨年10月、「遊べる飛行機のテーマパーク」をうたった「フライト・オブ・ドリームズ」を開業。ボーイングの機体1機を丸ごと展示するという、他に類を見ない施設として注目を集めている。(牛島要平)

  鮮やかなブルーで塗装された旅客機が目に飛び込んできた。巨大なエンジンが手に触れられるくらいの距離にある。こんなに近くまで近づいて飛行機を見上げるのは初めてだ。

 照明が突然消え、音楽が響きはじめた。デッキに上がると、雲やビル群、花火などのめくるめく光の映像が飛行機と周辺に投影され、まるで空を悠々と飛ぶ機体を見下ろしているような感覚にとらわれた-。

 中部国際空港「フライト・オブ・ドリームズ」内の「フライトパーク」。保存展示されているのはボーイング787ドリームライナー初号機(ZA001号機)の実機で、平成27(2015)年7月にボーイングから中部国際空港会社に寄贈された。

 寄贈のきっかけは、米国の最終組立工場で完成するボーイング787の部品の約35%が、愛知県などの中部地方で生産されていることだった。ZA001号機にとっては「里帰り」ともいえ、空港会社は保存と活用の両立を図って昨年秋、フライト・オブ・ドリームズを全面オープンさせた。

シアトルの街も再現

 「私たちが造った機体をこのように美しく保存してもらい感謝している」。10月10日、施設内で行われた開業1周年の記者会見で、ボーイング・ジャパンのウィル・シェイファー社長は感極まったように語った。

翼の下には食事の取れるテラス席が設けられている
翼の下には食事の取れるテラス席が設けられている
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 施設は延べ約1万1千平方メートル。ボーイングの地元、米シアトルの街並みをイメージした「シアトルテラス」には、現地で人気の飲食店や物販店が並ぶ。飛行機の翼の真下にテラス席が設けられ、機体を眺めながら食事を楽しめる。

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