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【軍事ワールド】米軍が「限界」 脅威に対処する能力が瀬戸際に 

 まず陸軍は、昨年に引き続き「限界」のまま。訓練や教育など多大な努力により旅団戦闘団(BCT)の77%が任務に投入できる状態となった点は高く評価されたが、兵力を48万人から50万人に増強する過渡期にあり、その準備や訓練に加え、陸軍全体の近代化が課題となっている。

実力は3分の1

 さらに問題なのは海軍だ。前年同様「限界」だが、内容は厳しい。まず艦艇の数で、「中国海軍300隻と(海軍同様の装備を持つ)175隻の中国沿岸警備隊」(米国海軍協会)に対し米海軍は290隻。トランプ政権は「2030年代までに海軍の保有艦艇を355隻に増やす」との構想を持っている。一部には予算面から、この構想の無謀さを指摘する声があるが、本当の問題は355という数字をクリアすることではなく、艦艇の運用面、いわばクリアした後にある。

 海軍艦艇は整備と修理や改修、耐用年数延長工事や性能アップのため、定期的にドック入りして「改善」を行う必要がある。一般的に、全艦艇の3分の1はこうした「整備中」にあり、訓練中も含めれば、即時に戦闘行動に投入できるのは半数程度とされる。

 だが米海軍には、大型艦艇に対応するドックが足りないのだ。全長300メートルを超える原子力空母ともなれば、ドック入りしなければならないのに他の艦船が入渠(にゅうきょ)しているため、順番待ちが生じている状態だ。

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