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なでしこリーグ2年連続MVPの田中美南、東京五輪代表へ決意新た

2年連続でプレナスなでしこリーグの最優秀選手賞と得点王に輝いた日テレの田中美南(左)。日本代表でも東京五輪のエースを目指す
2年連続でプレナスなでしこリーグの最優秀選手賞と得点王に輝いた日テレの田中美南(左)。日本代表でも東京五輪のエースを目指す
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 サッカー女子のプレナスなでしこリーグ1部で今季、リーグ初の4年連続得点王に輝いて日テレの5連覇に貢献したFW田中美南(25)が2年連続で最優秀選手(MVP)に選ばれた。6~7月のワールドカップ(W杯)フランス大会で日本代表「なでしこジャパン」から落選したストライカーは腐ることなくクラブで精進。10月以降には代表へも復帰し、「なでしこは特別で素晴らしいところ。東京五輪に向けてしっかりやっていく」と来年の大舞台へ決意を新たにした。

 4日に東京都内で行われた年間表彰式で、リーグ史上初の5連覇を成し遂げた仲間たちとともに田中の笑顔が弾けた。自己最多となる20ゴールを挙げてチームを引っ張った主将は「厳しいシーズンだったが、選手一人一人が一試合一試合、一プレー一プレーに真摯(しんし)に向き合えた」と達成感に浸った。

 チームはもちろん、自分自身をねぎらう言葉でもあった。年代別代表の常連で、なでしこでもアジアの主要タイトル獲得に貢献してきた。しかし、W杯フランス大会ではまさかの代表落ち。なでしこを率いる高倉監督の決断が賛否両論を巻き起こしたことが衝撃の大きさを物語る。

 無念の思いはピッチにぶつけた。日テレの永田監督から「得点だけではなく、アシストを含めてチャンスメークもできるといいね。プレーの幅を広げていこう」とアドバイスを受けて発奮。「今季は得点以外の部分でも貢献でき、少しだけ胸を張って賞をもらえる」と昨季に続くMVPと得点王のW受賞を喜んだ。

 早くから将来を嘱望されてきた。佐々木則夫・前監督時代のなでしこが出場した2013年の国際大会「アルガルベ・カップ」に18歳で招集され、強豪ドイツ相手の代表デビュー戦でゴールを奪取。いきなり結果を出した。線の細さは否めなかったが、いまでは体の厚みが増し、最前線でポストプレーもこなせるようになった。黄金期のなでしこに不可欠だったエースストライカーの永里優季のような万能型FWになる可能性を秘める。

 高倉監督は16強止まりに終わったW杯の反省点として「決め切る力が足りなかった」と決定力不足を挙げており、4年連続得点王に寄せる期待は高まっているだろう。W杯後で初の国際試合となった10月6日のカナダ戦でなでしこに復帰し、10日の南アフリカ戦にも招集されていた。

 南アフリカ戦は故障で辞退したが、東京五輪までにアピールのチャンスは残されている。五輪代表は18人で、W杯代表の23人よりも大幅に少ない狭き門。それでも不屈の点取り屋にとって乗り越えられないハードルではないはずだ。(運動部 奥山次郎)

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