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【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈745〉「身の丈」発言の功名?

参院文教科学委員会で答弁する萩生田光一文科相=7日午前、国会内(春名中撮影)
参院文教科学委員会で答弁する萩生田光一文科相=7日午前、国会内(春名中撮影)

 萩生田光一文部科学相の身の丈“失言”、例によって発言の一部を切り取って大騒ぎしたもので、全体をきちんと読めば失言でも何でもありゃしない。

 ただし英語民間試験が多くの問題を抱えているのは確か。延期は“失言”のけがの功名とでも言うべきか。

 『週刊新潮』、実は9月26日秋風月増大号で問題点を指摘していた。

 「全国の高校から憤怒と悲鳴! 文科省の『英語入試改革』に校長たちが『理由ある反抗』」

 全国高等学校長協会が文科省に再考を求める要望書を提出したのを受けたもので、この辺の問題意識が『新潮』の真骨頂だ。

 で、今週(11月14日号)は特集が「大臣ポストが『身の丈』に合わない『萩生田文科相』放言録」「第2の『加計疑惑』!? 『英語民間試験ごり押し』本当の理由は『あの業者に甘い汁』」の2本立て。

 プラス「特別読物」として、阿部公彦東大文学部教授の寄稿「延期ではなく理念の見直しを! 『民間試験導入』は日本の若者を『英語帝国主義』の最底辺に位置付ける」。この論文必読。

 『週刊文春』(11月14日号)は、〈文科省と英語試験業者をめぐる“闇”を徹底調査〉。

 英語民間試験導入時の下村博文文科相とベネッセの“蜜月関係”に迫っている。

 記事の中で萩生田大臣を直撃。

 〈「実は、九月に文科大臣に就任して早々、これは止めたほうがいいなと思った。制度的に無理があるんです。(中略)各業者の言うがままの金額で行う形で、ずるずる進めてきたのは、文科省の大失敗だったと思います」〉

 今の時点でこの発言を引き出したのには感心した。これこそスクープだ。

 『文春』のトップは「この男に千葉県知事の資格はあるか 森田健作 台風被害の最中に『公用車で別荘』疑惑」。

 知事のドライバーが克明に記した〈庁用自動車等運転日誌〉まで入手して徹底追及。

 森田知事、『文春』の取材にシドロモドロ。

  (月刊『Hanada』編集長)

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