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【安倍政権考】辞任、英語試験、台風対応 官邸戦線異状あり

 英語の民間検定試験の延期決定はまさに土壇場だった。萩生田光一文部科学相が英語の民間試験に関し、テレビ番組で「自分の身の丈に合わせて頑張ってもらえれば」と発言したの機に関心が高まったが、そもそも受験生や学校関係者ら教育の現場では、以前から制度の不備や準備不足を指摘する声が多く、関係団体からは延期要請が出ていた。

 懸命に勉強する受験生の立場を第一に考えれば、文科省はもっと早く延期を決めるべきだった。

 10月25日の菅原氏辞任、31日の河井氏辞任への対応に追われていた官邸が文科省幹部を呼び、詳細に説明を求めたのは31日になってからだ。

 前日の30日、萩生田氏は自身の発言について陳謝したが、野党は攻勢を強め、国会審議に影響が出るのは避けられなくなった事態を重くみた官邸が急遽(きゅうきょ)、火消しに走ったのが実態だろう。内閣人事局を設けて官僚を掌握し、政策を主導してきた官邸らしくない性急な対応に驚きを隠せない。

 一方、政府関係者が「完全に失敗だった」と振り返るのは、9月9日に上陸し、千葉県に大規模停電の被害をもたらした台風15号への初動対応だ。

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