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【安倍政権考】小泉環境相 水俣病慰霊祭出張で具体論欠き被害者反発

 小泉氏に冒頭の「注文」をつけた「水俣病被害者の会」の中山裕二事務局長は産経新聞などの取材に不満をにじませた。

 「小泉氏は一見歯切れがよさそうだが、よく聞けば何も語っていない。水俣病をもって環境庁ができたというが、むなしく聞こえる」

 その後の記者会見でも、地元メディアから、健康調査の実施に後ろ向きな環境省の姿勢を批判する質問が相次いだ。小泉氏は口をへの字に曲げ、こう繰り返すのみだった。

 「現時点で具体的時期を答えるのは困難だ。メチル水銀の(住民に与える)健康影響を客観的に明らかにする手法は慎重かつ確実に開発しなければならない」

 健康調査の実施が進まない背景として、水俣病問題を沈静化させたい環境省の思惑を指摘する向きもある。環境省関係者は「健康調査を行えば被害者の数が膨らんで多大な予算が必要となる可能性がある」と漏らす。

× × ×

 小泉氏は、安倍晋三首相から期待された「発信力」には十分応えている。24日に自動車の見本市「東京モーターショー」で環境省が開発した電気自動車(EV)を紹介した際には、100人近い報道陣が駆けつけた。環境行政への注目度を引き上げたといえるが、閣僚として世間の反発を招いてでも政策を実行する手腕はまだ未知数だ。

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