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【外交安保取材】初の油除去任務も 自衛隊員は災害派遣で何を感じたのか

 派遣部隊は今月7日までに撤収した。武雄市での活動終了式では、地域の児童から「感謝の気持ちは言葉で言い尽くせません。いただいたご恩を忘れずに私たちは勉強や運動を頑張っていきます」との言葉を贈られた。隊員が車両で帰途につく際には沿道に集まった住民が手を振って見送った。

 安倍晋三首相は9月17日、自衛隊幹部への訓示で「台風15号、九州地方の豪雨、豚コレラ、その現場には、いつも自衛隊の姿がある」と述べた上で、こう強調した。

 「65年の自衛隊の歩みを振り返るとき、厳しい目を向けられたこともある。しかし今や国民の9割から信頼を勝ち得ている。国民から厚い信任と期待を寄せられる自衛隊を、私は本当に誇りに思う」

 ある自衛隊幹部は「われわれは国民に支持される組織でなければならない。災害派遣への期待は大きく、重要な任務だ」と語る一方、「主任務は国防」と訴える。佐賀県に災害派遣された隊員たちも、普段は歩兵や射撃、戦闘時の後方支援などの訓練を積んでいる。

 北朝鮮のミサイル開発や中国の東シナ海への進出など、安全保障環境が厳しさを増す中、災害派遣だけでなく国防に対する国民の理解と関心が高まることを願う。

(政治部 田中一世)

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