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【志らくに読ませたい らく兵の浮世日記】「ジョーカー」とかけて「らくだ」と解く その心は…

らく兵
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 映画『ジョーカー』を見てきた。アメリカの人気コミック『バットマン』の悪役、ジョーカーの生い立ちを描いた映画。主演でジョーカーを演じるのがホアキン・フェニックス。ヴェネツィア国際映画祭の最高賞である金獅子賞を受賞した話題作。レイトショーで行ったんだけどずいぶんなお客の入りで、公開3日目なのにパンフレットが売り切れていた。客席の期待も大きいようだ。

 一人の男が社会からつまはじきにされて、邪悪な心に染まっていく姿が描かれている。現実の社会問題と重なるところもあって、見る側も恐る恐るジョーカーの気持ちに共感してしまうような、社会派のホラー映画という感じだった。残酷なシーンも多く、日本ではR15指定になっている。

 バットマンのコミックが初めて描かれたのは戦前だそうだ。映画も短編のものが1940年代から撮られていたようで、映画シリーズとしても歴史がある。ジョーカーもいろんな役者が演じることで、人気者の悪役になっていったようだ。

 66年には『バットマン・オリジナル・ムービー』が撮られ、シーサー・ロメロという俳優がジョーカーを演じている。この頃は作品自体が子供向けのSFコメディといったところで、ジョーカーもまだまだコミカル。もっともコミックが元祖だから、コミカルなのが本当は王道かもしれない。

 89年にはティム・バートン監督で撮られた『バットマン』。ジョーカー役はオスカー俳優のジャック・ニコルソン。笑えば笑うほど怖いジョーカー。ハリウッドきっての性格俳優が演じたことで、漫画のいち悪役だったジョーカーがさらに人気を得て、その後の名優たちの演技合戦に火をつけたようだ。

 2008年には『ダークナイト』でヒース・レジャーがジョーカー役に。ふざけ半分で次々に人を殺していく姿がおっかない。冗談半分の犯罪者、まさにジョーカー。このあたりになると、主人公のバットマンもいろんなことに悩みながら市民を守っている。ただの勧善懲悪では大人の客が納得しないのか。複雑な人間関係や世間の評判に苦しみながら頑張るバットマン。正義の味方はつらいよ、といったところ。しかしバットマンを励ましてくれるオクトパス社長は登場しないのだった。

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