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【一聞百見】ブルースハーモニカ日本一…全盲で車いす、奇跡のミュージシャン 山下純一さん(44)

山下純一さん。車椅子に装着したパーカッションでも演奏する(本人提供)
山下純一さん。車椅子に装着したパーカッションでも演奏する(本人提供)
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 そして30年、国内最大のハーモニカ大会「FIHハーモニカコンテスト」のブルースハープ部門に健常者に交じって初めて参加し優勝した。「障害者も健常者も関係ないところで1番をいただけた。ここまではこれた」。次の目標は、3年後にドイツで開催される世界大会だ。「音楽って、ほんまいうとコンテストなんて関係ないんですけど、わかりやすいでしょ」と、すでに人生で初めての師匠も見つけ修業を始めている。「僕が世界一になったら『世界の山ちゃん』。そんな名前の手羽先チェーンが確かもうありますけど」と笑う。

 山下さん作曲作詞の『まだやれる』は、こんな歌詞で始まる。

『途方にくれて/うなだれていた夜も/今この時と繋がっている……できること できないこと 受け止めながら/そうしたら気づいた/まだまだ やれる』

 「音楽だけはフリーダム」と歌う山下さんに、音楽とはあなたにとってなんですか-と尋ねた。「世界とつながれるものです」という答えがすぐに返ってきた。さまざまな試練を強みに変えた自由自在な演奏と声、リズム。読者の皆さんにも、ぜひ一度つながってみてもらいたい。

     ◇

 【プロフィル】山下純一(やました・じゅんいち) 昭和50年、京都府向日市生まれ。進行性の難病で若い頃に歩行ができなくなり視力も失うが、全盲で車いすのミュージシャンとしてハーモニカのほかボーカル、パーカッション、ドラムも手がける。平成25年、障害者ミュージシャンの全国コンテスト「ゴールドコンサート」でグランドチャンピオン。30年、国内最大のハーモニカの大会「FIHハーモニカコンテスト」のブルースハープ部門で優勝。現在、ラジオ大阪( http://www.obc1314.co.jp/ )の「山下純一のバリアフリーFUNK!」でパーソナリティーも務める。演奏や歌は公式サイトでも視聴できる。

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