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【竹島を考える】核心突いた?丸山発言「遺憾砲で竹島は返るか」 下條正男・拓殖大教授

竹島に上陸した韓国の与党「共に民主党」の国会議員ら(共に民主党、禹元植議員のフェイスブックから)=共同
竹島に上陸した韓国の与党「共に民主党」の国会議員ら(共に民主党、禹元植議員のフェイスブックから)=共同
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 現在、日韓の「歴史戦」は膠着(こうちゃく)状態にある。日韓双方ともに何をどう戦ったらよいのか、戦術や戦略がないまま感情的な対立に終始しているからだ。その日韓関係を象徴しているのが、丸山穂高衆院議員の言動である。韓国の保守系議員が竹島に上陸したことと関連して、丸山氏は「戦争で取り返すしかないんじゃないですか」とツイートした。一方、韓国の議員の一人は「丸山氏には歴史認識不在と法的知識の無知を指摘した」「現在の日本政治の水準は住民自治会の水準よりも劣っている」などと評して、悦にいっている。

 この丸山氏に対して、ある人が「丸山穂高議員みたいな人が竹島に行って住んだりすると、日本国として認められやすい」「口先だけでなく、竹島に自ら行ってほしいです。渡航費なら出します」とツイートすると、丸山氏は「とりあえず調査費で、今年度臨時でまず3億円ほど」と応じていた。

 だが残念なことに、竹島は現在、韓国によって不法に占拠されている。その竹島に上陸するには、日本の旅券を提示して乗船することになっている。一般の国民が面白半分で竹島に上陸するのとは違って、日本の国会議員が旅券を示して竹島に上陸すれば、その時点で竹島を韓国領と認めたことになってしまう。

 韓国の文学評論家は、この丸山氏に対して「無識であれば仕方がないが、無識になればなるほど自制ができない」と揶揄(やゆ)したが、丸山氏にも核心を突いた発言がある。それは「政府もまたまた遺憾砲で竹島も本当に交渉で返ってくるんですかね?」とした部分である。

 竹島の領有権をめぐって日韓が争うのは1952年、公海上に「李承晩ライン」を設定し、その中に竹島を含めた時から始まる。問題はそれから70年近くの歳月が流れても、日本政府は解決の糸口すら見いだせずにいるからだ。近年になって、竹島問題が浮上したのは、2005年3月に島根県議会が「竹島の日」条例を制定したからで、日本政府が交渉したからではない。

(次ページ)竹島問題を解決“司令塔”が不在…そして

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