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ウミガメ産卵、避雷針…五輪の課題、暑さだけじゃない

8月に行われた水泳オープンウオーターの東京五輪テスト大会では、水質などの問題点が指摘された=東京・お台場海浜公園
8月に行われた水泳オープンウオーターの東京五輪テスト大会では、水質などの問題点が指摘された=東京・お台場海浜公園

 6月下旬に本格化した2020年東京五輪・パラリンピックのテスト大会は、9月で56大会中24大会を終えた(昨年実施の2大会含む)。屋外競技が中心だったこともあり、暑さや水質対策の重要性が改めてクローズアップされたが、そのほかにも実施したからこそわかる課題が数多く浮かび上がった。大会組織委員会などはこれらの「気づき」や「学び」を集約し、残り1年を切った大会準備に生かす。

 ■スタッフ集まれず

 9月9日の空手テスト大会は、組織委の想定を超える事態で開始時間が3時間遅れた。未明に台風15号が首都圏を直撃。選手はもちろん、運営スタッフが会場に集まれなかった。

 組織委は天気予報をもとに、前日のうちに開始時間を午前10時から12時に変更し、スタッフの集合時間も7時から目標10時とする対応をとった。ところが、鉄道など交通機関が大幅に乱れた影響で、実際に10時に会場入りできたのは65人のうち3~4割程度。開始時間をさらに1時間、遅らせるしかなかった。

 暑さや濃霧など天候を理由とする時間変更はサーフィンやオープンウオーター、ボートでもあった。ただ、組織委大会運営局の森泰夫局次長は「屋内競技でも、こういうことが起こりうると実感した」。大会期間中は複数会場で同時に発生しうる課題だけに、大きな“教訓”となった。

 8月のゴルフでは雷雲の接近でプレーが3度中断。避雷針設置の必要性を再確認した。7月のサーフィンでは大会の約10日前に会場の海岸でウミガメが産卵するというハプニングも。森局次長も「自然と共生しながら、いい形で進めていけるように詰めていきたい」と語った。

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