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脱・液晶シャープ、8K搭載「ダイナブック」来春発売

今年6月に開設されたシャープの「8Kラボ」。法人向けに製品やサービスをカスタムメイドするための商談スペースだ=今年8月、東京都港区
今年6月に開設されたシャープの「8Kラボ」。法人向けに製品やサービスをカスタムメイドするための商談スペースだ=今年8月、東京都港区

 経営危機から立ち直ったシャープが、超高精細映像技術「8K」を軸に再成長を目指している。テレビ向けの液晶パネルの販売にとどまらず、下水道といったインフラ保守や医療、教育などの分野で技術を応用し、市場の開拓を試みている。平成28年8月に台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入って3年あまり。米中貿易摩擦の影響などで足元の業績が揺らぐ中、かつての「液晶のシャープ」は「8Kのシャープ」に生まれ変わろうとしている。 (林佳代子)

下水道、亀裂自動検知

 東京都港区のビルの一室にある「8Kラボ クリエイティブスタジオ」。ビデオカメラやディスプレーなど約20種類の8K関連の機材が並び、実際に機材に触れながら撮影や映像編集を体験することができる。シャープが今年6月に法人顧客を対象に開設した完全予約制の商談スペースだ。

 画素数が従来のフルハイビジョンの16倍という特徴から、8Kには幅広い分野のニーズがある。商談には技術者が立ち会い、顧客ごとの要望に応じて製品やサービスを検討。当初は年間200社の来場を目標に掲げていたが、開設から3カ月足らずで70社を超え、すでに10件以上の製品の納入が決まった。

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