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筋ジスの19歳女性、分身ロボットで登山の夢果たす

 だが、5月のオリヒメの体験発表の際にコラボレーション・コンサルティング合同会社の石原睦巳代表(37)らに「大山登山をしたい」と打ち明けていたことから、実現した。

 石原代表らはテストで山を登るなど約2カ月かけて準備。快晴となった当日は、岩田さんが実際に登る代わりにオリヒメを抱えて山に登った。自宅にいた岩田さんはタッチペンを使ってタブレット端末を操作し、オリヒメを動かした。すれ違う登山客にはオリヒメを通じて「こんにちは」とあいさつした。

 2合目付近で通信に不具合が発生するトラブルもあったが、すぐに復旧し、景色を眺めたり、スタッフに声を掛けたりして登山を満喫。約3時間かけて頂上付近に到達すると、オリヒメの両手を広げて「バンザイ」のポーズをし、喜びを表現した。

 「道のりが険しくなっていく様子を見て登っていると実感した。普段は下から見ている大山に登れてうれしかった」と岩田さん。岩田さんの目線を意識してオリヒメと登ったという石原代表も「本当に真帆ちゃんと登っている感じがした」と話した。

「不可能を可能へ」

 鳥取県は2年間の検証を経て今年度、オリヒメ8台を導入。小学校や特別支援学校の授業などに活用している。

 一方、岩田さんは現在、同社専属のパイロット(操縦者)として、講演会などで積極的にオリヒメを使用した体験を話しており、「オリヒメと出会って前向きになった。自分はオリヒメの伝道師。多くの人に体験談を伝えたい」。

 岩田さんの次の夢は空を飛ぶこと。名刺には「今ここにない未来は自分で創る」「不可能を可能へ」と前向きな言葉がつづられている。その夢は、大空のように無限に広がっている。

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